立憲民主党の枝野幸男代表(57)が9日の菅義偉首相(72)との党首討論が行われた後のぶら下がり取材で、“14歳との性交発言”で波紋を広げた同党の本多平直衆院議員(56)の問題について初めて言及した。

 本多氏は同党の性犯罪刑法改正に関するワーキングチーム(WT)で「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい」と語り、謝罪・撤回に追い込まれていた。
 
 枝野氏は「伝えられる(本多氏の)発言は、報道で見ましたが、私も信じがたい思いで、現場、現実を踏まえないものであって許されるものではないというふうに思っております」と話した。
 
 本多氏は約10年にわたって枝野氏の秘書を務め、永田町では「師弟関係」とみられている。福山哲郎幹事長が本多氏に口頭で厳重注意処分を下しているが、甘過ぎると批判されている。

 枝野氏は「本人は真摯に反省してですね、さらに研さんを積んでもらわなければならない。党には外部の皆さんが入るハラスメント委員会がある。そこで本多議員本人を含む関係者に対するヒアリング、事実調査を行う。再発しないためにどういうことをすればいいか。外部の方に意見をいただこうと思います」とハラスメント委員会で審査を行う意向を示しただけだった。