作家でタレントの乙武洋匡氏(45)が17日、「変わる報道番組#アベプラ」(ABEMA)に出演。五輪スポーツドクターへの応募が殺到したことについて自身の見解を語った。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は日本スポーツ協会を通じてスポーツドクターを募集。組織委が看護師500人確保の依頼をした際には批判が殺到し、愛知県医労連がツイッター上でデモを展開するなど騒動に発展したが、スポーツドクターは締め切りの14日までに予定していた約200人を大幅に上回る393人からの応募が集まった。

 乙武氏は「(スポーツライターとしての)キャリアのハイライトを考えると2002年の日韓共催ワールドカップだったりするんですよ。やっぱ、あれ取材できといてよかったなって思うんですよね」と、キャリアアップにつながった自身の経験を話した。

 その上で「スポーツドクターの方々も多分ご本人たちが開催すべきかって考えと応募は別問題だと思っていて。開催されないならされないで、やらないだけなんで、多分いいと思ってらっしゃるし、開催されるのに自分がそこに関われないってのはもったいないと思うんでしょうね」と推測した。

 さらに乙武氏は、五輪開催に無関係の競泳女子代表・池江璃花子に出場辞退を求めるメッセージが寄せられた騒動に触れ、「彼らが働くクリニックとかに電話がかかっちゃうなんてことにならないといいなって思いますね」と〝反対派の暴走〟を不安視した。