千鳥の初ゴールデン番組〝低空発進〟が自虐で済まない深刻事情

2021年02月16日 05時15分

千鳥の大悟(左)とノブ

 お笑いコンビ「千鳥」がMCを務めるバラエティー特番「相席食堂」(テレビ朝日系=ABCテレビ制作)の2時間番組スペシャルが、今月2日に放送された。これは関西ローカルである同番組の全国ネット初進出、しかもゴールデンタイムだったが、まさかの低視聴率に終わった――。翌日、ノブは自虐ジョークで笑い飛ばしたが、その裏には笑えない深刻な事情があった――。

「相席食堂」は、芸能人が街を歩き、地元の人々と交流する様子を千鳥のノブと大悟の2人がスタジオからツッコむというスタイルの「街ブラロケ観賞番組」。VTRをストップする時に使う「ちょっと待てぃ!」ボタンは象徴的なアイテムとなっている。

 2018年4月に関西ローカルでスタートし人気を博した。だが関西以外の地域では、一部で遅れて放送されているだけだった。それが今回、単発ながら全国ネットのゴールデンに〝昇格〟。期待の高さをうかがわせたが、関東地区の平均視聴率は6・9%(ビデオリサーチ調べ)とまったく振るわなかった。

 この低視聴率がネットニュースで流されると、ノブがツイッターで反応した。

「おいおい! 恥ずかしい!! 恥ずかしい!笑 お金出すから消せんか!?」

 このツイートは、約9万4000近くの「いいね!」をゲット。番組公式SNSは「逆に拡散しています」と反応するなど、一連のやりとりが話題となった。

 低視聴率を自虐的に笑いに変えてみせたノブだが、「本当は低視聴率を簡単には笑えない事情がある。というのも同番組は将来、テレ朝の看板番組としてゴールデン進出を期待されている」(テレ朝関係者)。

 千鳥がどこまで知っていたのかは不明だが、2日の特番はゴールデン進出に向けて、〝最終テスト〟的な意味合いがあった。大きなミッションが課されていたため、それこそ10%を超えていれば、「いつでもOKのゴーサインが出ていたはず」(同)。

 ところが合格ラインをはるかに下回る結果となってしまい、テレ朝の編成サイドも判断を迷いはじめたという。

「テレ朝の中で千鳥は、大事に扱われている。『相席食堂』は間違いなく面白いコンテンツなので、今回の特番1回の結果で、ダメとはならない。もう1度、どこかでテストするのでは」(別のテレ朝関係者)。近いうちに〝追試〟が行われる可能性がありそうだ。

「相席食堂」のゴールデン進出はひとまず失敗に終わってしまったが、千鳥は多くのレギュラー番組を抱えており、まだまだ盤石だろう。とはいえ楽観視はできない。

「大阪時代からかわいがっていた後輩コンビが、次々と東京で売れっ子になっている。特にものすごい勢いで伸びてきたのが『かまいたち』です。かまいたちは千鳥を目標に頑張っているから、のんびりはしていられない。さらに『霜降り明星』や『和牛』も、東京でのレギュラーが増えてきているし」(芸能関係者)

 お笑い芸人の間でも競争は激化している。いくら激押しされている千鳥とはいえ、うかうかしていられない?

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