タレントの上沼恵美子(65)が17日、司会を務める読売テレビ「上沼・高田のクギズケ!」に出演し、コロナ禍における菅義偉首相の〝リーダーシップ〟に苦言を呈した。

 上沼は「こういうゆる~い緊急宣言でしょ。去年の4月のあれを思い出したら、あの時は収束すると思ってたんですよ、みんな。だから『よしがんばろう』『一丸となって』と思ったけど、2波がきて3波がきて、ドーンと(感染者数が)上がってしまってるから、ちょっと心がなえてるんやと思う」と国民の胸中を代弁。

 続けて「名前は言わんけども、リーダーに立ってるあのオッちゃんね。やっぱり目線を下げて原稿読んでるようなやる気のないような、あれはあかん」と忠告し「リーダーシップをとる人は目線で目力で大きな声で引っ張ってってくださいよ。こうなってくると田中角栄って懐かしいわ。内容なかったかもしれんけど、あの迫力は今いるんちゃうかな」と訴えた。

 さらに、ドイツのメルケル首相の演説を「科学者やで。しゃべらんかったおばちゃんやで。それが髪を振り乱して言うてる」と振り返り「それ見習ってよ。頼むわ、菅ちゃん!」と結局〝名指し〟。その発信力の低さに不満タラタラの様子だった。