
漫画「100日後に死ぬワニ」の作者・きくちゆうき氏(34)が18日、TBS「ぴったんこカン・カン&中居正広の金スマ合体2時間SP」に出演し、あの炎上騒動の舞台裏を語った。
「100日後――」は主人公が100日後に死ぬと明かしてツイッターで展開し話題となったが、最終回の1時間後に書籍化やグッズ化などのメディア展開を発表。「死でお金儲けをしている」「この流行には広告代理店が関わっているのではないか」などと大バッシングと食らった。
きくち氏によると作品はチームではなく1人で描き上げた。投稿3、4日目ぐらいには書籍化の話が舞い込み「うれしい」と感じたというが、6日目にグッズ化のオファーが来たころは「これは1人じゃさばけないな」と感じ始めたという。
すると14日目に「僕らが窓口を請け負いますって人も来てくれた。『これから大変になりますよ』って。でも疑ったんですよ。ただ確かにいろんな話が来て1人で対応してて、(大変なので)思い切って任せようと思って」と、きくち氏は描くことに専念することに。
50日目には映画化の話が複数来るなど順風満帆だったが、最終回直後に悲劇が待っていた。なぜあのタイミングでのメディア展開発表だったかについては「途中で出すのがイヤなんです。みんな集中して見てくれているので。作品に専念してほしい。グッズ関係は終わってからでお願いします(と話をしていた)。作品書いて、それが終わってからいろんなことを発表してっていう流れを組んでた」と説明した。
てっきりファンは「喜んでくれるだろうな」と思っていたそうだが、全く逆の展開に。きくち氏は「最終的に見ている人がどう感じるかまで計算できてなかった。見ていた人が思い入れを強く持ってくれていた。それはうれしい反面、そこまで考えられてなかったというのは反省しました」と振り返った。
司会の中居正広は「大丈夫だと思います。僕は炎上していること初めて知りましたし」と励ましつつ「そんな気にしなくても…いや渡部は別よ」と続け笑いを誘った。
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