尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(73)が25日、ブログを更新。IR推進法により日本でのカジノ事業が本格的に進むなか、自身の見解をつづった。

 2016年12月にインバウンド需要の高まりにより、観光と地域経済の振興ならびに財政の改善を目的とした統合型リゾート(IR)整備推進法が成立。この法案について、カジノによるギャンブル依存症患者の増加や、治安悪化が問題視されてる。

 尾木氏は「ギャンブルカジノでお金稼ぐ感覚、嫌いです。もちろん生き抜きならまだしも生活費まで注ぎ込み家族を不幸に陥れるカジノは嫌ですね」と主張。

 8月にはIR事業をめぐる汚職事件で衆議院の秋元司容疑者が逮捕されている。

 尾木氏は「カジノ誘致の中心国会議員は結局賄賂を受け取っていた疑いで逮捕されていますーー。何も個人責任の問題じゃなく、地域づくりをどう構想するのかが問われているのではないでしょうか?」と訴えた。