激撮!まさに「崖の上のポニョ」 千葉県佐倉市の脱走ヤギがアイドルになっていた! 

2020年07月16日 11時30分

約2か月、斜面にすみ着いているヤギ

 京成電鉄京成本線が走る千葉県佐倉市の線路沿いの斜面に、約2か月にわたって1頭のヤギがすみ着き、話題となっている。あまりの急斜面に「転げ落ちないか?」と心配されているが、ヤギはどこ吹く風。涼しい顔で草木を食べている。崖の上にすんでいるため「ポニョ」と命名されたヤギ目当てに最近はやじ馬も現れるなど、一躍観光スポットと化している。

 佐倉市が、脱走したヤギに手を焼いている。

 ペットショップで購入された生後5か月のヤギ(メス)が、飼い主宅を脱走したのは5月下旬のこと。現在、京成佐倉駅と京成臼井駅の間の線路脇斜面の擁壁(崖などの崩壊を防ぐためにコンクリートなどで固めた壁)にすみ着いてしまっているのだ。

「ヤギは自由に動き回っていて、急斜面だから下りられなくなったというわけではありません。擁壁に生えている草や木の葉を食べて超元気。しかも、それがおいしいらしく、バクバク食べて、どんどん体が大きくなっているんですよ」と笑うのは付近の住民だ。

 ヤギは2か月近くこの場所で暮らしているだけに、地元ではこの斜面がすっかり観光地化してしまっている。15日もやじ馬が30人ほど集まり、ヤギに向かってスマホを向けるなど、その“一挙手一投足”を見守った。

 地元の関係者が言う。

「もともとは60代の男性が、自分の家の庭の草を食べさせようとペットショップで買ったそうです。ところが、1メートルの柵を跳び越えて脱走し、今の場所を根城にしました。特に名前はなかったそうですが、崖の上にいるため、最近『ポニョ』(注)と命名されました」

 ところが、ヤギが暮らしているエリアは京成電鉄の敷地内にあたり、捕獲が難しいという。飼い主は、敷地外からエサによる誘導を試みているものの、ヤギにとってはこの斜面がよほど居心地がいいのか、いまのところ捕獲できていない。

 その上、問題なのは、擁壁と線路の間に遮るものがなく、万が一、ヤギが転げ落ちてしまったら、電車にひかれる恐れもあるのだ。もし朝の過密ダイヤ時にヤギが線路に入ったら、通勤・通学にも影響が出るのは間違いない。早急な対応が必要だろう。

 佐倉市は15日、ホームページに「報道されているヤギについて」というタイトルで文章を掲載。「ヤギを心配する声を多数いただいておりますが、ヤギは急斜面での行動を得意とする動物であるため、擁壁や付近の斜面林などを自由に移動して草を食べており、元気な様子です」

 また捕獲については、「専門機関等に知見を求めるなど、飼い主の捕獲活動のサポートをしています。今後は、飼い主、市、京成電鉄の三者で対応策を協議してまいります」としている。

 嫌なニュースが相次ぐ中、癒やし効果は抜群だが、ポニョは無事に飼い主のもとに戻ることができるだろうか?