吉本興業所属の“チャラ男系”お笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹(28)が5日、週刊文春の“前科報道”に言及。過去に逮捕されたことを事実と認め謝罪した。

 兼近は「この度は、お騒がせしてご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございません。吉本、相方、先輩、後輩達にもご迷惑をおかけしてしまい本当申し訳ないです」と謝罪。「今回の事で改めて自らの過去としっかり向き合おうと思いました」とつづった。

 同誌によれば、兼近はタレントになる前の2011年4月、女子高生に売春のあっせんをして売春防止法違反容疑で逮捕され、罰金刑10万円の有罪判決を受けた。兼近は同誌の取材に「はいはい。そうです」とあっさり認めた。「正直、いつか絶対バレることなんで、吉本にはずっと話していて」と事務所に報告していたが、「吉本からは『誰にも言うな』『絶対ダメ』って言われて」とぶっちゃけた。

 ネットでは「逮捕されて、法律の大切さを知り、過去の関係を断ち切って上京した」と書かれた兼近に“美談にするな”などと辛辣なコメントが寄せられた。兼近は「過去の法律違反を美談にする気も肯定する気もありません。今は永遠に背負い続け、こんな俺が夢を見たり簡単に他者と関わってはいけないと再認識しています」「最初から真面目にドロップアウトせず日々過ごしている皆様が正しいと思います。俺は途中から道に戻ろうとしてしまった別世界の奴なので同情してほしいなんてクソほども思いません」などと否定。

「こんな俺だからこそ出来る事、見て欲しい事、伝えられる事が沢山あると思って居ます」「自分を否定する事を辞めれるよう、それがあったから今がありますといつか言えるような生き方をするように毎日心がけています」など心情を明かす。

 報道に対し「未成年時の罪を報道されてしまった事に関しては自分のした事なので、ルールはどうあれ受け入れます。むしろ世に事実を伝えられたので多少の感謝もあります」とした上で「もちろん事実でないことも多く書かれてあるので、それは文春さんが兼近の否定の文章も載せてくれています。見出しだけで判断せず、買って内容を読んで見てください。多少のカットはあるものの割と兼近の言葉で書いてくれています」としている。

 最後は「日々の辛いことの出口になれるようなコンビEXITをこれからもよろしくお願い致します」と前向きな言葉で締めくくった。