TBS「NEWS23」に前任者・雨宮塔子復活論

2019年06月20日 11時00分

5月いっぱいで降板した雨宮塔子

“雨宮派”の猛反撃が始まった! フリーアナウンサーの小川彩佳(34)をメインキャスターに起用したTBS系報道番組「NEWS23」(月~木曜午後11時、金曜同11時30分)の視聴率が、さっぱり上昇しない。テレビ朝日を退社し、わずか2か月しかたっていない小川を“掟破り”的にメインに据えたのにこの体たらく。局内では早くも「看板に偽りあり!」との声が飛び交っている。そればかりか、小川起用に反対し続けていた前キャスターを擁護する“雨宮派”が盛り返し「雨宮塔子復活論」をぶち上げている――。

 新装開店した今月3日の視聴率が4・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と喜べない結果に終わった「NEWS23」。

「週平均は4%台。既に約2週間が経過したが、全く代わり映えしない。TBSの期待値は5~6%。真裏にある日テレの『news zero』の平均視聴率は8%台をキープしている」と肩を落とすのは、TBS関係者だ。

 こんな状況下、局内の一部関係者から早くも飛び出したのが、前任者だった雨宮の復帰論だ。もちろんデビュー2週間で前任者の復帰は現実的にあり得ない話。とはいえ、そんな声が飛び出すこと自体が大きく期待を裏切った証拠だろう。

「さすがにまだ番組がスタートしてから1か月も経過していないので、雨宮復帰など時期尚早すぎるという方向で一旦は収まった。だが、こんな話になるのは、かなりヤバいということ。スタッフが一枚岩になっていないという証拠です。こんな状況では正直、これから先、テレビ東京の『WBS(ワールドビジネスサテライト)』にも食われるんじゃないか、と頭を抱えていますよ」(番組関係者)

 実は小川を起用するにあたっては、番組スタッフ内で、今は亡きキャスター筑紫哲也さんの流れをくむ“雨宮派”が猛反発をしていたというのは一部では知られた話だ。

「小川を推したのは、若手局員が集まる編成部です。常に改革を考える革新派です。対する雨宮派というのは、安定志向を求め無謀な冒険はしないという感覚の人たち。報道番組という点では、そういう安定志向が支持される一面もあります。でも時代は流れているんです。2か月前まではテレ朝にいたとか、そんなことにこだわっている場合ではないんです」(編成関係者)

 こんなイヤな流れを察知した小川は全スタッフを緊急招集したという。

「スタッフの前で『半年でいい。時間をください。必ず結果を出します。それでもだめならどうぞ、私のクビを切ってください。いつでも差し出します』と小川は訴えたそうです。そして『私は飾り物のキャスターではありません。これからも正しいと思ったことは、自己責任においてどんどん発言する。責任はもちろん取ります』とタンカを切ったというんです」(放送作家)

 こんな小川の必死な姿を目の当たりにしたスタッフ一同は、思わずシ~ンと静まり返ってしまったという。

 復活論が飛び出した前任者、雨宮は最後の出演となった5月31日の放送で、かつて暮らした「フランスにまた戻る」と語った。そこで新しい起用法が「検討されている」と話すのは、制作関係者だ。

「パリ特派員というポジションです。今年の後半以降に出演してもらうことが今、話し合われているそうです」

 結果が出せずに追い詰められた小川と、虎視眈々と復帰を目指す“雨宮派”のスタッフたちの暗闘。内部でこんな混乱を抱えた「NEWS23」は今後、上昇することができるのか。