「Hey!Say!JUMP」山田涼介の主演映画「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」(公開中)が〝惨敗〟状態だ。主演ドラマが話題になっているだけに、同情の声すら上がっている。

 累計発行部数8000万部を記録したマンガ「鋼の錬金術師」が原作の同作品は、実写映画としては、2017年の第1作に続く完結編。前編となる「復讐者スカー」と、6月24日に公開される後編「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」の2部構成になっている。

 主演を務める山田は、前作同様、エドワード・エルリック役を演じているが、原作ファンからは酷評の嵐で、今回も公開前から評価はいまひとつだった。

 ある芸能関係者は「上映館数も349館とかなりの数でしたが、公開初週の興行収入ランキングでは9位と散々な結果でした。公開2週目にはトップ10から外れていますから、宣伝などにも力を入れている割には、かなり苦しい状況です」。

 山田の主演映画と言えば、2月に公開された「大怪獣のあとしまつ」がやはり「期待外れ」と酷評され、2作連続で〝不発〟で終わりそうな気配だ。同関係者も「後編もかなり状況は厳しいだろうと予想されています」と言う。

 だが、現在放送中の主演ドラマ「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」(テレビ朝日系)の評価は高い。深夜の放送なので視聴率はともかく、何かと話題性がある。ヒロインの芳根京子とのキスシーンもその一つだ。

 ある制作会社関係者は「今回はキスシーンがあまりにもステキすぎると話題になっているんです。もちろん、ショックというファンもいるものの、肯定的にとらえているファンは多い」と話す。

 ドラマが好評だけに、映画の失速には同情の声すら集まっている。

「山田はイケメンの上に演技力にも定評があるが、このままでは映画がヒットしない、役者のレッテルを張られてしまうのではと危惧されています」と前出の芸能関係者。

 ヒット映画に恵まれる日はいつになるのか。