激しい性欲の代償は、テレビ界からの抹殺か!? 複数の女性との不倫スキャンダルで芸能活動休止を余儀なくされたお笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建(47)が“芸能界の一大帝国”ジャニーズ事務所を激怒させたという。実は14日放送の日本テレビ系「行列のできる法律相談所 3時間スペシャル」で渡部は、山下智久(35)に関する“重要な任務”を担っていたが、当然カットされ、ジャニーズ事務所はカンカン。テレビ界に絶大なパワーを持つジャニーズを怒らせた渡部は、二度とキー局の番組に出演できない絶体絶命の大ピンチに陥っている――。

 14日放送の「行列――」は、渡部が芸能活動を自粛して以来、初の放送だった。当然ながら渡部の出演シーンは全部カット。各地で廃棄される、もったいない食材を紹介する自身のコーナー「もったいないワタベ」も「もったいない企画」に変更された。

 芸能関係者は「コーナーのラストでは、ナレーションで『この企画は続けます』とアナウンスされ、『フットボールアワー』の後藤輝基が『本当にもったいないですね』とつぶやいてCMに入りました。まるで渡部をにおわせているようでネットでも話題になりましたね」と話す。

 だが、カットされて影響を受けたのはそれだけではなかった。事情通がこう耳打ちする。

「この日、山下智久がゲストとして出演しましたが、それには理由がありました。12日から世界30の国と地域で放送&配信がスタートした超大型国際連続ドラマ『THE HEAD』の番組宣伝をするためです。日本では日テレのグループ会社Huluが独占配信するので、同局も力を入れていました」

 同ドラマは、人気ドラマ「ロック・アップ/スペイン 女子刑務所」なども手がけたヨーロッパ有数の制作会社「THE MEDIAPRO STUDIO」の作品。エミー賞を受賞したプロデューサー総指揮の下、各国の実力派キャストたちが集まった。日本から出演しているのが山下だ。

「山下はこの『THE HEAD』を足掛かりにして、ヨーロッパ映画界やハリウッドへの進出を狙っていたのです。まさに自分の俳優人生を占うドラマといっていい。そして、このドラマの番宣隊長を買って出たのが、ほかならぬ渡部だったんですよ。ゲストが出演するドラマや映画などを告知する際に『行列――』のラスト約5分ぐらいの尺を使って、ゲストより詳しく名調子で宣伝しまくるお約束のコーナーで紹介する予定でした。ところが、今回のスキャンダルで、すべてカットになりました」(同)

 番宣の流れとしては、山下が同ドラマについてコメントした後、渡部が「山P、違うでしょ。物語の舞台は、南極科学研究基地。半年間、日が当たらなくなるこの場所には“越冬隊”のメンバー10人が残ったが交信が断絶。半年後、夏期隊長ヨハン(アレクサンドル・ウィローム)が現地に到着すると、そこには惨殺された7人の死体を発見し、さらに生存者と行方不明になっている者が…」などと冗舌に語り、最後に「もちろん僕は一切、出ておりません…」と締めて、スタジオの爆笑を誘う予定だったという。

「ジャニーズはブチギレています。今回の番宣は、貴重な地上波のGP(ゴールデン・プライム帯)の特別番組。山下本人まで出演させたのに、これでは何の意味もありません。普段、温厚な性格で知られる山下までイライラしているぐらいですからね。渡部の下半身ネタによって、絶好のチャンスを逃すことになったらシャレにならない。今後、渡部が芸能界に復帰できたとしても、ジャニーズは自社の所属タレントと共演NGにする可能性が大きいでしょう」(芸能プロ関係者)

 テレビ界におけるジャニーズの影響力の大きさは言わずもがな。NHKをはじめ全てのキー局が今回のジャニーズの怒りを察して、ほとぼりが冷めても渡部を番組に出さない事態は十分に考えられる。

 一時の性欲によって、芸能界の大帝国まで敵に回した渡部。復帰はどこぞの誰かのようにユーチューバーしかないか…。