女子高生アイドルに対する強制わいせつ事件で、昨年5月にジャニーズ事務所を退所した「TOKIO」の元メンバー・山口達也(47)の変わり果てた姿がキャッチされた。16日発売の「女性セブン」が報じたもので、丸刈りヒゲ面、サングラスで、すっかり“おじさん体形”に変貌。手は震え、歩行もままならぬ状態だが、懸命にリハビリに励む姿にファンは涙した。こうなると高まってくるのがTOKIO復帰への機運。意外なところから“援軍”が現れた。

 あまりに変わり果てた姿にファンは涙した。

 山口といえば、甘いマスクにサーフィンで鍛えた筋肉と健康的な肌、加えて運動神経はジャニーズナンバーワン!のはずだったのに…。

 同誌がキャッチした近影は、そんな山口のイメージとは程遠いモノだった。サラサラヘアだった頭は丸められ、口元を囲むように無精ひげが生え、均整の取れていたカラダは中肉中背の“おじさん体形”に。薄くなった髪のせいで坊主頭のようにも見える。そこにサングラスをかけるものだから、外見はいかついガテン系のようだ。

 山口は昨年5月、女子高生アイドルに対するわいせつ事件でジャニーズ事務所を退所。蛮行の原因の一つになったのはアルコール依存で、退所直後は関東近郊の病院に入院した。

「アルコール依存のほかに、躁(そう)と鬱(うつ)を繰り返す双極性障害と診断されたそうです。調子の良い日もあれば、気分が沈み、ひどい倦怠感から動けなくなることもある。完治は難しく、カウンセリングなどによって症状を和らげていくしかない」(事情通)

 年明けまでに退院した山口は、その後は兄のサポートを受けながら、懸命にリハビリに励んでいる。「女性セブン」によれば、自宅アパートは家賃7万円ほどのワンルーム。最寄り駅からは徒歩15分程度の距離だが、山口にとっては果てしなく遠く、途中で道にしゃがんで休憩を取らないとたどり着けない。

 移動手段は徒歩のほかに自転車。こちらもすんなり乗れる日もあれば、手の震えからハンドル操作が思うようにいかず、転倒することも…。運動神経抜群の山口とは思えない光景だ。

 事件から1年が経過したこともあり、にわかに復帰がささやかれるようになった。同誌の直撃取材に言葉少なだった山口も「復帰」というワードには頬を緩めたそうだ。

「TOKIOのファンは今回の記事を涙なくして見ることができません。ドン底から救ってあげることはできないか。復帰を求める嘆願運動でもやろうと思います」とは熱心な30代女性ファン。

 だが、ジャニーズの見方は甘くない。

 ある音楽関係者は「退所後もジャニーズ事務所は山口と定期的に連絡を取り、近況報告を受けているという話ですが、復帰については厳しい姿勢を崩していない。やはり被害者が未成年女子ということが大きい。ジャニーズのファン層とかぶりますからね。事務所も現時点で山口の復帰にはNOなようです」。

 ただ、世間の空気によって変わってもおかしくはないのは確か。

 前出の音楽関係者は「復帰を求める世間の“熱”がすごければ、ジャニーズも対応を考えざるを得ないはずです」と話す。

 さらに心強い!?“援軍”も現れた。山口の近影を見た“ゲイの聖地”新宿2丁目の住民たちだ。

 40代後半のある会社員は「坊主、ラウンドひげでガチムチって、見た目がもろにゲイ。おなかのムッチリ感、ガテン系っぽいやさぐれ感がたまらない。こんなイケメンと街ですれ違ったら、振り返らないゲイはいない」と力説する。

 もちろんすべてのゲイが山口を好みというわけではないが、1993年放送の連ドラ「同窓会」(日本テレビ系)で、山口は新宿2丁目に出入りするバイセクシュアル役を演じており、ソッチの世界ではすでに人気があった。

 思わぬ援軍出現で山口復帰の機運は高まるか!?