元「モーニング娘。」メンバーでタレント・市井紗耶香(33)が7日深夜放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ〜スター近況マル秘報告〜」に出演。2度の芸能界引退と離婚・再婚について語った。

 市井は1998年、14歳で国民的アイドルグループの2期生として加入。オーディション合格の連絡があり「明日から芸能人ですと言われたことにビックリした」というが、初期メンバー5人に新メンバーが加わったモー娘はヒット曲を連発し、一躍トップアイドルになった。

 市井は「休みが一年に2〜3日しかなかった。ギャラは給料制で○万円」と振り返る。番組では金額を伏せられたが、国民的グループとは思えない額だったとようだ。だが、「忙しく使う暇もなかった」という。そして2000年、16歳でグループからの脱退を発表した。

「シンガー・ソングライターを目指す」と語っていたが、真相は「恋愛もしたいし、普通の生活もしてみたい」だった。「急に生活が変わってしまった。いつの日からか、帽子をかぶり、マスクをするようになると疲れちゃった」と当時の心境を打ち明けた。

 仲が悪かった?の質問には「ケンカするまでの仲じゃなかった」と否定。それでも初期の5人との差が埋まるまで、かなり時間がかかったそうだ。市井が初期メンバーとの溝を感じたのはジャケット写真の撮影だったという。もたれかかるシーンで初代リーダー・中澤裕子(44)から「はねのけられた」と、確執を感じた瞬間を明かした。

 01年、17歳の市井はバンドを組み活動を再開したが、03年に2度目の芸能界引退を発表。「同じグループの人との恋愛です。仕事と恋愛、どちらを取るのかと聞かれ、恋愛を選んだ」

 04年に結婚し、2人を出産した市井は09年に活動を再開したが、11年に7年連れ添った夫との離婚が明るみに出た。世間を驚かせたのは翌年の再婚だった。相手は10年来の友人のバツイチ男性。市井は「子供の時間を割いてまでとか、恋愛にちゅうちょしていたけど、この人(夫)だったら、本当の自分を見せられる」と“スピード再婚”を決めたという。

 2人の子宝に恵まれ、4人の子供を持つママタレとして活動している市井。最後はアイドル時代の楽曲を笑顔で生披露した。