新作映画「実りゆく」(10月9日公開)に合わせて「アイドル×お笑い」の異色対談が実現した! アイドルグループ「モーニング娘。’20」の石田亜佑美(23)と、同映画で主演を務めたお笑いコンビ「まんじゅう大帝国」の竹内一希(26)が、それぞれの世界にある「ライバル意識」について語り合った。アイドルとお笑いの違いはあれど「売れたい意識」は、みな同じのようで――。
石田 映画、見させていただきました!
竹内 主演やらせていただきまして(笑い)。
石田 漫才で泣いたのは人生で初めて。漫才って人に笑顔を届けるものと思うんですけど、涙を誘われるとは思ってなかったので「こんな感情にさせられるんだ」と熱くさせられました。
竹内 うれしいですね。作戦通りです(笑い)。マネジャーが監督を務めたんです。僕らを売らなきゃいけないのに、マネジャーがタレントを差し置いて売れようとしてるんですよ。
石田 フフフ。お芝居をやられたことがないと聞いたんですが、役作りはどうされたんですか?
竹内 ある程度は、そのまんまです。芝居は本当にやったことがないので、全部勘ですね。
石田 本当ですか? すっと役が入ってきましたよ。
竹内 ありがとうございます! 石田さんはグループのサブリーダー。まとめ役としての難しさはありますか?
石田「グループの中の自分」を意識するのか、「自分をよりよく見せたい」かが、分かれると大変ですね。小さなニュアンスですけど、その違いが出ると揃わなくなります。あと女の子同士、誰かが目立っていると、もちろん悔しかったりするんですよ。「私だって目立ちたいのに」と。
竹内 嫉妬心みたいな?
石田 バチバチ感はやっぱりみんな常に持っていて、ぶつかりますね。それがモー娘の好きなところでもある。「自分をよりよく見せたい」とみんなで思い続けてたら、グループの向上にもつながりますしね。
竹内 ちなみにダンスをマネされたとかありますか?
石田 あります! だって実際にメンバーが私と同じ振り付けをしてたら、マネした?とか思いますもん(笑い)。
竹内 仲良しこよしじゃなくて、スキルを盗み合って常に「ちきしょー!」とかやっているほうが勢いがつくし、グループとしての格好良さにはこういったことが根底にあるんですね。
石田 逆にお笑いの世界でもそういうライバル関係とかはありますか?
竹内 ありますね。仲良くて一緒にライブに出ていても、賞レースで優勝とかすればテレビ出演などで、これまで出演していたライブとかにも出なくなる。その時の楽屋の雰囲気はすごいものがあります。「いなくなったな」と。
石田 ライバル関係にあった方々の出演番組とか見られますか?
竹内 ふと、これをやらなきゃいけないんだと気づくと、オレだったらどう立ち振る舞ったらいいんだろうとか考えてしまいますね。
石田 バラエティーの場合は正解がないじゃないですか。私たちも「バラエティーに出たときに自分だったらと考えてみたら?」と、事務所の人に言われたことがあって、その瞬間、バラエティーを純粋に楽しめなくなってしまった。テレビ大好きだし、今では平気なんですけど。自分だったら…と考え始めるとけっこう酷ですよね。
竹内 お笑いは反射神経というか、頭の回転で回さなきゃいけない場面も多いですね。今後も機会があれば、コラボしていただけるとうれしいです。
石田 ぜひぜひ!
いしだ・あゆみ 1997年1月7日生まれ。「モーニング娘。’20」10期メンバーとして11年9月に加入。特技はキレキレのダンス。
たけうち・かずき 1994年4月27日生まれ。16年6月に田中永真と「まんじゅう大帝国」を結成。長野県のりんご農家を舞台に、芸人を目指す青年を描いた青春映画「実りゆく」に主演。












