AKB48の田北香世子(24)が7日、東京・秋葉原にあるAKB48劇場で行われた公演で、グループ卒業を発表した。

 田北は2013年の「AKB48グループ ドラフト会議」でAKBチームAに指名され、加入。その後、チームBメンバーとして活動し、昨年12月の組閣でチーム4への異動が発表されていた。

 終演後、田北はグループの公式ブログにコメントを寄せ、「私、田北香世子はAKB48を卒業します」と改めて報告。

「16歳の時に加入してから約8年間、AKB48として活動してきました。ごく普通の高校生だった私が、ずっと大好きで憧れだったAKB48として活動できたことが本当に幸せで、私の人生でかけがえのない時間となりました。もちろん、辛いことや悔しいこともたくさん経験しましたが、それでもAKB48として活動する時間が私にとって何よりの幸せでした」と振り返った。

 コロナ禍の1年前、初めて卒業を考え始めたという。「なかなか今までのように活動ができない期間があったり、同期や仲の良いメンバーの卒業も多くあった中で、少しずつAKB48の外の世界にも目を向けるようになり、自分の現状に停滞感や焦燥感が生まれてきて、新しく自分のやりたい道を探すことにしました」と葛藤を吐露。

 それでも「自分の人生に大きな決断をくだすのは思った以上に勇気が必要で、AKB48のステージに立つ度に、この場所への愛着が溢れて『まだここにいたいな』と思ってしまうこともあるのですが、『外の世界への関心を持てる今が卒業のタイミングなんだ』と思い、決意しました」と悩みなたら違う道へ進むことを決断したという。

 最後に「AKB48を離れることは本当に寂しいですが、卒業してからもAKB48が大好きな気持ちはずっと変わらないです。そして、たくさんいるメンバーの中から、私を見つけて応援してくださったファンの皆様、本当に本当にありがとうございました!」と感謝をつづり、「いつも支えてくれる皆さんがいたから、私は8年間もアイドルとして活動することができました。卒業後も、必ず皆さんと会える機会はつくりますので、AKB48の私ではなくなっても、引き続き応援していただけると嬉しいです」と卒業後も芸能活動を続けることを示唆した。

 なお、卒業公演は2月末に田北の25歳の生誕祭と同時に開催を予定しているという。