27日に卒業コンサートを終えたAKB48の横山由依(28)が終演後、報道陣の囲み取材に応じた。

 誕生日翌日の12月9日に東京・秋葉原のAKB48劇場で最期の劇場公演を行い、アイドル生活に別れを告げる。

 報道陣からは乃木坂46、櫻坂46、日向坂46ら〝坂道グループ〟に関する質問も。「押されている感じもあるが、後輩に任せる身としてどのように見ている?」と聞かれると、横山は「自分もメンバーとしていたので、肌感覚として坂道グループだったり他のグループだったりいろんなグループが勢いがあると感じている」と素直な感想。

 それでも語気を強めて「今のAKB48って本当にめちゃくちゃいい! だから私もこのタイミングで卒業を決められた。それこそ1年前、2年前は私自身もですけど、グループもちょっと卒業に踏み出せない感じがあった。でも、今は振り付けを揃えることのこだわりだったり、ステージに立つ思いがコロナ禍もあってかすごく強くなっている。すごくいいグループになっているなって思います」と話した。

 どうしても比較されることも多いが、「私もAKBの活動の中で比べられることがすごく苦しいと気づいたので、私たちには私たちの良さがあることをもっと知ってもらえたらうれしい」と呼びかけた。