最近の芸能界で「一番のモテ男」といわれ、主演映画「新宿スワン」も大ヒットした個性派俳優・綾野剛(33)の豪快伝説だ。同映画で綾野は東洋一の歓楽街、新宿・歌舞伎町を舞台にド派手な金髪スカウトマン役を演じたが、私生活もキャバクラ好きで夜のエピソードがたびたび話題になっている。なかでも昨年、東京・青山にある会員制の高級クラブをジャニーズ事務所の山下智久(30)と訪れた際、豪快な“立ちション事件”を起こし、出禁処分を受けていた。

“共演者キラー”の異名を取り、過去には多くの人気女優と浮名を流した綾野。一時は「結婚間近」とまで言われた戸田恵梨香(26)との交際のほか、芹那(30)、橋本愛(19)、新垣結衣(27)、成海璃子(22)らとの交際も報じられた。

「現場では撮影の合間、スタッフの目も気にせずに共演者を積極的に口説く姿も有名ですが、夜の街でもキャバクラ嬢を口説きまくっていますよ。本人は古き良き豪快なスター像を持っているようですが、態度も大きいうえ、とにかく酒グセは最悪なんです」(テレビ局関係者)

 大ヒットした映画「新宿スワン」の公開前には役づくりも兼ねて、綾野が歌舞伎町を中心に高級クラブやキャバクラに熱心に通う姿がひんぱんに目撃されていた。

 事務所の社長と一緒に飲むことが多いという綾野。同社長も業界では豪快な人物で知られ、所属している小栗旬(32)と飲み歩くなど、夜のエピソードにも事欠かないという。綾野もそんな社長の姿に影響されているフシがあるという。

「最近は少しおとなしくなったみたいだけど、綾野は態度が大きくて、上から目線でキャバクラ嬢に『お前、当然オレのこと知ってるよな?』って話しかけてくる。でも、それ以上にとにかく酒グセが悪い。足元もおぼつかなくなるぐらい、長時間にわたって飲むことが多くて、自分が何をしたのかもまったく覚えていない」(高級クラブ関係者)

 そんな綾野は酒グセの悪さで、とんでもない“事件”を起こした過去があった。人気俳優の恥部だけにこれまでこの事実は伏せられていたが、今回、本紙に証言したのはこのクラブ関係者だ。

「昨年のことですけど、場所は青山にある会員制高級クラブでした。泥酔した綾野がトイレと間違えたのか、いきなりテーブルの上に立って『おりゃ~!』と豪快におしっこをしたんですよ。これには大の親友で、一緒に飲んでいた山下智久もあぜん。『剛、何してんだ!』と激怒したといいますから。当然ながら、そのクラブから綾野は出禁を食らってしまった。そのクラブがお気に入りだった綾野はさすがに意気消沈したみたいですけどね。親友の山下とは別のキャバクラに行った際には裸になって大騒ぎしたこともあったといいますからね」(前同)

 本紙既報通り、六本木の会員制の高級キャバクラで現金をチラつかせて「俺をVIP会員にしろ!」と酔って騒いだこともあった。昨年2月には六本木ヒルズ付近で泥酔して立ちションするところを写真週刊誌に撮られたこともあったが、まさかクラブホステスも席に着いている目前で放尿までしていたとは…。

 綾野を知る芸能関係者は「素の綾野の服装は黒いビニール製のマントみたいなのを着たり、黒を基調とした格好で六本木に出没している。酒グセの悪さは有名ですから、彼なら泥酔して高級クラブのテーブルでも立ちションしかねない」と苦笑いする。

 映画「新宿スワン」の大ヒットで、続編が製作される可能性も極めて高くなっただけに、綾野を取り巻く関係者からは「六本木、青山とか舞台にしてた実話でも見事に演じられるんじゃないか」という冗談も出ているとか。豪快伝説は本紙にとってもありがたいが“出禁”が代名詞にならないことを祈るばかりだ。