奈良競輪開設70周年(GIII春日賞争覇戦)が14日に最終日を行った。決勝12Rは山田久徳(33=京都)が先制した稲毛健太(31=和歌山)マークから飛び出して優勝。2017年12月の佐世保以来、通算2度目のGⅢ制覇を達成した。2着はまくりを合わされながらも懸命に踏んだ松本貴治(27=愛媛)、3着には内コースをくぐった武藤龍生(29=埼玉)が強襲した。
初日(11日)は中井俊亮目標から1着、2日目(12日)はラインの先頭で責任の自力勝負。そして準決と決勝は稲毛健太(31=和歌山)マークと、ラインの絆を噛みしめて大事に走った4日間だった。
「自分はハコ技術が完成していないので判断が難しかった。ただラインで崩れて共倒れは嫌だったから結果的にはよかったかも」と、番手まくりは苦渋の判断だった。
それでも、練習仲間の村上博幸(41=京都)は「番手は難しい。準決に関しては言うこともあったし。決勝は自分が連にからめなかったのは反省だけど、まあ良かった。あいつを見ていると努力はウソつかないと思いましたね。一緒に走って立ち合えてよかった」と、普段から苦楽を共にしてきたかわいい弟分の晴れ姿に目を細めた。
山田は「今回はラインを考えて走ったものの積み重ねがあって勝てたと思っています。1月がボロボロだったし正直、勝てると思わなかった。次は(初の)GⅠ決勝を目標にして近畿のみんなと戦っていきたいです」と、直後に控える川崎GⅠ・全日本選抜競輪(20~23日)での達成を目指して、近畿共闘を改めて誓った。












