大泉洋主演の日本テレビ系ドラマ「俺たちの箱根駅伝」で、関東学生連合チームを率いる明誠学院大監督・甲斐(山下智久)がメーカー2社のウエアを着ている。選手たちや他大学監督は同一メーカー製なのに対し、別格扱いだ。

 17日の2話では、予選会敗退チームの有力選手で編成される学連が箱根路に向けて始動。練習やチーム作りへの意識に温度差が見られる中、明誠主将で学連キャプテンにも就いた青葉(小林虎之介)が「俺は箱根を走りたい。このメンバーで甲斐監督と一緒に」と泣かんばかりに訴えた。

 かつて明誠で花の2区を走って区間賞3回と華々しい実績がある甲斐。2話劇中、青葉ら学連メンバーの自己紹介を見ている際の黒いウエアの胸にはアンダーアーマーのロゴがあったが、コーチ陣との話し合いではナイキの「スウッシュ」ロゴがついていた。24日放送第3話の予告でもこの2種が見られる。

 ウエアはチーム全体が同一社製を着用する。明誠では青葉や前任監督の諸矢(寺尾聡)らの胸にはミズノのロゴ「ランバード」。甲斐だけが異例の形となっている。

 関東地区で30%近い高視聴率(世帯平均=ビデオリサーチ調べ)が出る箱根駅伝は、スポーツ用品メーカーにとっても競争の激戦区。SNSで自社製品使用チームや選手をアピールする。ウエアでみると、17日の予選会を制した東洋大はナイキで、今年1月の駅伝本大会を制した青山学院大はアディダス製を着用していた。

 それを反映してか、ドラマのエンドクレジットに表示される「スポーツアパレル協力」には、ミズノ、アディダス、プーマ、アシックス、ニューバランス、アンダーアーマーが名を連ねる。いわば呉越同舟状態。番組サイトの「相関図」にある選手・指導者らの画像にはウエアのロゴが写っており、ミズノが11人と最も多い。次いでアシックスの5人、ニューバランスとプーマが各2人、アンダーアーマーが1人という内訳。ミズノが多いのは、ドラマの中心をなす明誠の人物が相関図に多数出ているからでもある。

 相関図にある甲斐のウエアはロゴが見えない。劇中にみられるナイキがアパレル協力に入っていないのに、目立つ形で露出していうことも併せて不思議な形。スポーツメーカーではヒュンメルの名が「衣装協力」で見られるが、ナイキはそこにも出てこない。甲斐はこのスタイルで通すのか。