鷹の先輩からも刺激を受けて──。筑後で鍛錬を積むのが育成2年目のザイレン内野手(20)だ。フィリピン人の母を持ち、高校通算29本塁打でプロの門を叩いた長打力が魅力の内野手。夏場には左手有鈎骨の骨折による負傷離脱もあったが、現在は戦線復帰している。鷹の主力たちから刺激を受ける期待の若鷹はどのような成長を遂げるのか。その胸の内に迫った。
──三軍戦では打撃好調。今はどんな意識を持っているのか
ザイレン ボールを潰すイメージで振ってます。高いフライではなくライナー、正木さんのような打球を目指してやってます。打球速度はとらえた時は170キロを超える感じですね。
──昨年から一番成長したところはどこか
ザイレン 一番変わったのは打球速度ですかね。去年は170は出なかったので、強さは今年の方が全然あるかなと。ホームランも求められているとは思うけど、なかなか狙って打つのも難しい。狙ってしまうと、力んだり(バットが)下から出すぎたりするので。まずは二塁打を増やして、そこから徐々に本塁打も出ていけばいいかなと。
──夏場には有鈎骨の骨折があった
ザイレン 試合でバックスクリーンに満塁ホームラン打って、その次の打席のファウル打った時に急に力が入らなくなって…。その時は打撃の感覚がめちゃくちゃよかったので、ショックでしたね。焦る気持ちもあったんですけど、一から体づくりをしようかなと。でもそれで復帰戦で打球速度170キロ超えの二塁打を打てて。自分でもビックリしましたね。逆にそういう期間があってよかったのかなと。
──ホークスだと移籍してきた山本祐も同じ箇所を骨折
ザイレン 自分が骨折した時には祐大さんはもう復帰されてたんですけど、(祐大さんは復帰まで)めちゃくちゃ早いです。ほぼ1か月、ビックリしますよ。僕も復帰は早い方と言われましたけど、復帰してもマシン打撃でバットを返す時、違和感がすごかった。祐大さんは一軍の試合に出てるわけなのでヤバい、すごいです。
──プロの世界に入ってみてビックリした選手のプレーは
ザイレン いっぱいありますね…。去年、柳田さんがタマスタ筑後でフリー打撃をしてたのをたまたま見たんですけど、軽く振って逆方向に完ぺきに放り込んでて。それもビックリしました。もともと柳田さんは子供の頃から好きな選手のひとりだったので。あんな風になりたいなと思います。
──同世代には野手が多い。刺激になるか
ザイレン なりますね。特に宇野(真仁朗内野手=20)ですかね。打撃はすごいし身体も厚い。負けてられないです。
──20歳。お酒を飲んだりも
ザイレン 飲んだんですけど、ビール系はちょっと苦手でしたね…。なんか一気に飲めなくて。(三軍の)韓国遠征の時に初めて飲んだんですけど、ダメでチャミスルを飲んでました。
──入団時から登録名は名前のみの「ザイレン」。名前の由来は
ザイレン 結構いろんな先輩から聞かれたりするんですけど、自分も知らないんですよね…(笑い)。登録名はこっちの方がファンの方に覚えてもらいやすいかなと思って。
──来年に向けての抱負を
ザイレン 支配下を目指すには当然、今よりレベルアップしないといけないので。そのためにもまずは二軍に定着していきたいです。
☆曽布川(そぶかわ)ザイレン 2006年5月29日生まれ、静岡県浜松市出身。右投げ右打ち、内野手。背番号121。身長178センチ、体重84キロ。浜松商高(静岡)では投手兼内野手として高校通算29本塁打。その打撃力が評価され、2024年育成ドラフトにてホークスから2位指名を受けた。趣味は漫画を読むこと。今季は二軍戦に3試合出場し、初安打を記録。非公式戦では51試合に出場して打率2割9分2厘、3本塁打、26打点。















