立川競輪FⅠ「第18回山口健治杯・日本名輪会カップ」は23日に2日目を行い、尾方祐仁(22=岐阜)が11R準決を制してピンピンで5月函館以来の優出を果たした。人気になっていたナショナルチーム所属の新鋭・三神遼矢を振り切っての1着も3連単は8770円どまり。「僕もそこそこ声援をもらっていたんで」と少し誇らしげに言った。
三神が先切りから打鐘前に関東2車を出すか、突っ張るか迷った一瞬の隙を見逃さなかった。関東勢が出切ったタイミングで追い上げて中団を確保。2角過ぎからの先まくりで先頭に立つと、番手・坂口晃輔の好援護にも助けられて三神を振り切り「年に一度のレースができました」。ピンピンでの決勝進出は3月伊東以来でS級では自身2度目。「その時は決勝で7着だったことも書いておいてください」と付け加えることを忘れなかったが、S級初優勝も夢ではない。
モチベーションとなっているのは来年2月に地元の大垣で開催されるGⅡウィナーズカップだ。「施行者さんからも『せっかくだから出場してほしい』って言われているんです。誘導じゃなくて(笑い)」。その権利を得る意味でも今回は大きなチャンス。最近では同門の後輩で、今年はGⅢで2Vとブレークした岩井芯に組んでもらったメニューで練習に励むなど向上心を持って日々を過ごしている。
最終日(24日)の12R決勝は一瞬だけ三神の番手に興味を示すも単騎での戦いを選んだ。地元の武田亮―寺沼拓摩と近畿の南潤―椎木尾拓哉―木村直隆が激しくやり合う展開にでもなれば、ひょっとしたらひょっとするかもしれない。












