米カントリーミュージック界から〝怪物クラスの新人〟が現われた。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、エラ・ラングレー(27)の「チュージン・テキサス」が今週、ビルボードHot100で通算23週1位という前代未聞の大記録を樹立。ついにマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス(All I Want for Christmas Is You)」が持つ通算22週首位という歴代最長記録を上回った。

 昨年10月にリリースされた同曲は、今年2月に同チャート初の1位を獲得して以降、首位争いを繰り返しながらも7月以降は完全に独走状態で、最新週では2180万ストリーム、6000ダウンロード、5800万の再生インプレッションと、数字面でも王者の強さを見せつけた、と同紙は伝えた。

「チュージン・テキサス」は米歌手ミランダ・ランバートらとの合作で、カントリーの聖地であり、古き良きナッシュビルのテイストを保持した楽曲で、カントリーの大御所ジョージ・ストレイトやロニー・ミルサップへのオマージュも散りばめられている。

 最近のジャンルを超えたヒット曲とは一線を画すこの伝統的なスタイルが、逆に今の米国で刺さりまくり、評論家からも「ここまで伸びるとは誰も読めなかった」と驚きの声が上がっている。

 ちなみに、マライアの「恋人たちのクリスマス」は2025年12月20日に通算20週に達し、同月27日と翌週の2026年1月3日付でさらに2週追加して通算22週首位を記録していた。

 一方、マライアとボーイズⅡメンの「ワン・スウィート・デイ」(1995年)は16週連続1位を記録していたが、プエルトリコの歌手ルイス・フォンシ&ダディー・ヤンキーの「デスパシート」(2017年)がそれに並んだ。

 さらに、近年はシャブージーの「ア・バー・ソング」や、モーガン・ウォレンの「ラスト・ナイト」、リル・ナズ・Xの「オールド・タウン・ロード」の19週首位など、長期間にわたるナンバーワンヒットが続々と生まれている。そんな中にあって、ラングレーの〝純カントリー〟が23週1位という大記録を叩き出したことで、米音楽界では新女王の誕生が大きな話題を呼んでいる。