青森競輪GⅢ「開設76周年みちのく記念競輪 善知鳥杯争奪戦」は最終日の6日に決勝戦が行われ、松浦悠士(35=広島)が石原颯の先行を差し切って優勝。5月函館以来今年2回目、通算26回目のGⅢ制覇を飾った。

 石原が強烈なスピードで新山響平を叩き切った最終ホーム過ぎの時点で勝負あり。その後ろを松浦が単独で回る流れになれば、まず負けない。「石原君がいいタイミングで行ってくれたので準決より楽だった」と車間を切って後ろの状況を確認し、余裕を持って抜け出した。

「初日を踏まえて僕が作戦を立てて、石原君がその通りに走ってくれた。(最終2角で)後ろがもつれたのも見えていたのでワンツーを決めないといけなかった。最後(阿部拓真に)中を割られたところだけが反省です」

 今年の獲得賞金は9000万円を超え、ランク5位に浮上。「賞金は常に意識している」と話す松浦にとって、この上積みは大きい。「今年は特別(GⅠ、GⅡ)であまり結果を残せていない。あとはそこですね」。

 次走の富山GⅡ共同通信社杯(18~21日)も含め今年のGⅠ、GⅡは残り3つ。「(11月小倉)競輪祭前の9、10月に(グランプリ出場を)決めておきたい」と口元を引き締めた松浦の猛チャージが、秋の気配漂う青森から始まった。