【女子ボートレーサーインタビュー 久保田凪紗(20=佐賀)】
――ボートレーサーを目指したきっかけは
久保田 お母さんがボートレースが好きで、からつに見に来たんですよ。最初はめっちゃ前で、いとうあさこさんがクルクルクルって、あれをやっていた時。イベントで来たとこくらいのイメージしかなかった。いとうあさこのとこだ!くらいでした。その時はボートレースとか何も分からなかった。次に見に来たのが中2くらい。その時はしっかり分かるころでした。音とかターンの迫力がすごいなと思ってめっちゃ鳥肌が立った。こんな職業あるんだって…。鳥肌が立つってなかなかじゃないですか? そこで、これだってなりました。
――ボートレーサー養成所の試験を受けたのは
久保田 高校2年生の時にまず134期を受けたけどダメでした。135期は受けずに1年間、本気で勉強とトレーニングをしました。136期でちょうど高校卒業のタイミングだったんですけど、そこで受かりました。お母さんはボートレーサーになってほしかったみたいですけど、父は「ちょっと危ないんじゃないか…」って心配していました。
――養成所に入って
久保田 なかなか思うように乗れなくて苦労しました。最初はキツかったけど、今、思えば楽しかったような気がします。毎日が濃いから充実している楽しさというんですかね。辞めたいとか帰りたいは全然なかったです。1年間、養成所に入るために頑張ってきたし、周りで落ちている友達とかもいっぱいいたので…。
――デビューしてみて
久保田 全然、かなわないですね…。養成所で通用していたことが全くダメでした。特に旋回力で差を感じますね。スタートで出て養成所ならまくって1等のところが、全然取らせてもらえないです。
――デビューから1年が経過した
久保田 なづさん(野田なづき)が師匠でいろいろ教えてもらっています。ペラとかも出てきたころは「何?」という感じだったんですけど、少しずつ分かるようになってきました。乗りやすさも出てきました。
――野田なづき選手が師匠になった経緯は
久保田 もともと養成所を出た直後から面倒を見てもらっていました。1年間はいろんな方から教えてもらいながら師匠を考えていたんですけど、やっぱりなづさんがいいと思ってお願いしました。すぐにいいよって言ってもらいました。
――普段の師匠の教えは
久保田 まずFはダメ。あと小回りが苦手なんですよね。小回りは人をケガさせたりするから、そこら辺は気を付けてねと言われます。危ないレースの時とかはこれはダメ!ってLINEがきます。レースごとにボンボンボンって毎日スクショと文章が送られてきます。
――同期の小柳勝希選手とは保育園、小学校の幼なじみ
久保田 養成所の試験で再会しました。「あれっ、いんじゃん!」みたいな。久しぶりに見たけど、すぐに勝希って分かりました。二次の合否の時もいて2人ともなっちゃうんじゃないのって思っていたら、まさかの2人ともなっちゃいました。
――連絡を取り合ったりは
久保田 今節、初めて3コースに入ったんですよ。それでどうせ聞くなら近くの人の方が待機行動とか言っていることが分かるかなって思って前検の前日くらいに電話しました。「どうしたらいい? 気をつけていることある?」って…。
――佐賀支部を選んだ経緯は
久保田 もともとは福岡で願書を出したんですよ。普通にいけば福岡だったんですけど、佐賀支部の先輩方ってキラキラして見えません? これは絶対、佐賀支部しかないと思って教官に言って佐賀を選びました。
――佐賀支部の環境は
久保田 めっちゃいいです。練習でも普段、聞けないような方に聞けたりとか、一緒に旋回していただいたり…。質の高い練習ができていると思います。練習は欠かさず行くようにしています。
――現状の課題は
久保田 ボートの向きですかね。スピードがあっても向いていないことが多いんですよ。向きを大切にしたいですね。前節も峰(竜太)さんから言われました。道中の取りこぼしも多いので課題は道中ですかね。
――目指すレーサー像は
久保田 定松勇樹さんが同じ高校なんですよ。だから定松さんみたいな選手になりたいです。
――将来の目標は
久保田 佐賀支部の先輩たちと一緒にSGに出たい。レベルの高いところで一緒に戦いたいです。
――身近な目標は
久保田 まずはB1に上がりたいです。早くB1になっていっぱい走って実戦を積みたい。あとは2、3等を増やしたいし、ゴンロク(5、6着)をなくしたいです。
――アピールポイントは
久保田 気持ちだけです。気持ちだけは誰にも負けない。勝つって!
――レースで心がけていることは
久保田 勝ちに行くのもそうですけど、同じ6等でも何かつかんで帰りたいです。
――学生時代は
久保田 もともと警察官を目指していました。白バイ隊員になりたかったんです。柔道と剣道をしていました。高校はバドミントンなんですけど、いろんなことをやってきましたね。ボートレーサーになれていなかったら、そっちになっていたかもしれないけど、ボートを見た瞬間、それが全部消えました。
――休日の過ごし方は
久保田 最近ジムに契約して行ってます。あとはなづさんにご飯に連れて行ってもらったりとか…。ゲームが好きなんですよ。荒野行動をずっとやってます。めっちゃ課金とかしていますね。昔からやっていて何年やっているか分からないくらいやってます。
――同期との交流は
久保田 今泉澪とか、最近は阿部未侑にハマっています。あとはケガをしている中沢英里とか、同県の(日高)龍之介とかも仲いいです。内田も面白いです。定期訓練とか福岡なので、その時は遊んだりしますね。
――宿舎での過ごし方は
久保田 ネトフリ(Netflix)をダウンロードしたやつを見たりしています。あと10時間はどうしても寝たいんですよ。モーニングだと6時に起きないといけないので19時とか20時に寝ないといけない。コツは前検日の前日にあまり寝ないんです。だから前検日にスーッと寝れるんですよ。そしたらリズムが作れます。
――ファンに向けてメッセージを
久保田 楽しんでもらえるようなレースをするのでお願いします。あとは「ビッグになります」って書いておいてください。












