明治安田J1リーグ第5節(2日、味スタ)、アウェーの神戸は東京Vを2―0で下し、2連勝で5位に浮上した。
前半16分、右サイドからのクロスに合わせたMF高橋壱晟が加入後初得点をマーク。その後も攻勢を続け、1点リードでハーフタイムを迎えた。後半6分にはMF日高光揮のヘディングシュートのこぼれ球を、DF永戸勝也が押し込んで追加点を奪う。以降は守備陣が体を張ってピンチをしのぎ、無失点で完勝した。DF酒井高徳は「まだ序盤ですけど、出遅れた分アウェーで勝ち点を稼げて良かった」と冷静に振り返った。
サイドバック(SB)を主戦場とする酒井はこの日、ボランチで先発出場し「練習ではほとんどやっていない。ミヒャエル・スキッベ監督は『こいつならできるだろう』みたいな感じでやってると思う。全然良くはなかったですけど、全体的に見たら最低限の仕事はやれたかな」と苦笑い。一方で指揮官は「彼がチームを組織して、しっかり指示をしてくれるところを買った」と起用意図を明かし、「彼に引き上げられるように、井手口陽介のパフォーマンスも上がっていった。素晴らしかった」とたたえた。
チームはSBを本職とする選手が5人も先発に名を連ね、その中から高橋と永戸が得点を記録。酒井は「出てる人で一番良いサッカーがどれだけ引き出せるかを話し合いながらできている」と手応えを語りつつ、「もちろん(SBで)出たい、それしかない」とプライドをのぞかせた。
今オフに高橋が加入したことで、定位置争いは激しさを増している。元日本代表SBは「一緒に切磋琢磨してやっているので、競争があるのはうれしい。深く考えながらサッカーをできる環境に身を置けるので、非常にポジティブ。試合数もすごい多い中で、お互いが高め合ってやれればチーム力としても良いと思う」と現状を受け止め、ポジション奪還へ「出られないのであれば自分を見つめ直して、長所を出しながらやるべきだと思う」と前向きに語った。












