30日のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」第33回は、タイトルバックを流さずに「北庄城の別れ」で柴田勝家(山口馬木也)と妻市(宮﨑あおい)の〝最期〟を前半で描いた。一方、主人公の小一郎(仲野太賀)と秀吉(池松壮亮)らによるギャグシーンも健在で、視聴者のSNS投稿では微妙な受け止めぶりもうかがえる。
織田信長(小栗旬)死後の後継体制づくりで主導権を握った秀吉は、一気に有力家臣の勝家攻め落としに打って出る。賤ケ岳で敗れた勝家は居城の越前・北の庄で市と共に辞世の句を詠み、火矢攻撃される天守に自身も火を放って果てたと言われる。だがドラマで勝家は、先に自刃を図る市を止め、2人で最上層まで駆け上がり、敵勢を前に手を取り合って飛び降りた。
市については、前夫浅井長政(中島歩)の介錯に続く驚きの演出。視聴者のX投稿では「多少ずっこけました」「素直に悲しめなかった」「わけがわからない」といった違和感や、「天守ダイブは百億点」「新鮮で素敵でした」「笑ったけど綺麗な終着点だな」などと面白がる受け止め、「屋根に落ちない?」「すぐ下に屋根あるんじゃね??」との現実的な指摘もみられた。
朝ドラも含めて、タイトルバックなしは節目の回でみられる。今回は勝家と市の悲劇を染み入らせるためとみられるが、その後は今作の特徴であるギャグシーンの連発で雰囲気が変わった。
慕っていた市を失ったショックで寺籠りしていた小一郎を連れ戻しに来た妻の慶(吉岡里帆)。リアル「首縄」と持参した縄で「楽にしてさしあげます」と叫ぶや、縛ろうと懐に飛び込み、最後は抱き合った。登場当初は内向的だった慶が、コミカルな動きでギャグシーンに参戦した形。「慶殿がいきなりギャグキャラになった」と感じた視聴者のX投稿もあった。
さらには「笑って天下一統じゃ」と訴える小一郎が、秀吉に笑いを迫ってくすぐるようにじゃれる姿も。兄弟のギャグは定番で、最後はつるつるの月代を披露して一族の女たちや家臣衆をなごませた。
Xには「ギャグ上手いな」「まさかのここでギャグ!笑」と感心するような声のほか、「今回の大河ってお笑い?」「急に雑なギャグパートやめてね」「ギャグ挟まないと死ぬんか」といった疑問や要望もあり、ギャグ多用への複雑な思いを浮かび上がらせた。












