山田涼介主演の日本テレビ系ドラマ「一次元の挿し木」で、白石聖演じるヒロインの唯改め真理がミステリアスの度合を強めている。山田演じる悠が捜す行方不明の義妹・紫陽(堀田真由)よりも不可解な存在だ。
4年前に姿を消した紫陽(しはる)のDNA型が、インドで見つかった200万年前の人骨と一致したという驚がく事実から始まったドラマ。ただ一人、紫陽の生存を信じている悠は遺伝子学を研究する大学院生で、恩師で人骨発掘に携わった石見崎(正名僕蔵)の姪と名乗る唯(白石)と出会う。唯は石見崎の娘の真理が行方不明で心配だと訴え、紫陽を捜す悠と協力関係になった。
別々の女性を捜していた悠と唯だったが、唯が実は自分が娘の真理だと明かし、ドラマの焦点は一変。古人骨からのクローン人間だった疑いの強まる紫陽と、当初は「真理」とされた女性は同一人物ではとの疑問が深まる。そして悠と真理(元唯)が16日の第7話で対峙した。
悠が「僕は真理さんに会ってる。車いすに乗ってた。君じゃない」と主張しても、真理は「父がついた嘘」。さらに「君はいったい僕と誰を捜してたっていうんだよ」と問われても無言。自身が探す女性の名を言えない理由は「約束したからです、彼女と」。それぞれが捜す女性について、真理は悠が求める〝答え合わせ〟を拒んだ。
これまで、悠と紫陽および真理と女性のツーショット回想シーンが繰り返されてきた。ともにそれぞれの相手は紫陽に見える。真理が捜す女性は石見崎が洪水の日に助けて自宅に連れてきた。紫陽が豪雨の日に消息不明になったことも、同一人物の可能性をうかがわせる。
だが、真理はカミングアウト以降、自ら捜す女性の名を語らない。回想では、石見崎に「紫陽ちゃんは大丈夫。父さんに任せて」と言われて「うん」と返している。ほかにも「しいちゃん」と呼ぶ場面も。一方で、悠には「紫陽さんは絶対に見つかります」と話しており、不可解さは増すばかりだ。
真理の「約束」と、それをかわした「彼女」とは――。唯と名乗った第1話では「警察にはもう言ってあります」と、当時は「真理」とした女性について語っている。つまり、警察に虚偽の行方不明届けもしくは相談をしたことになる。
謎めく真理。回想シーンでは、石見崎が「お前はもう心配ない。何があってもそうやって笑いかけてくれるお前をきっとみんな好きになる。そのままのお前でいろよ」とも語った。これまで真理個人の人格や問題が取り沙汰されたことはなく、不自然すぎるセリフ。さらに別の〝正体〟が後日明かされるのか…。












