米プロアメリカンフットボールリーグ・NFLでプレシーズンゲームが始まり、日本人初の登録メンバー入りを目指すラスベガス・レイダースの新人キッカー(K)、松澤寛政も13日(日本時間14日)のアリゾナ・カージナルス戦に出場した。

 レイダースの本拠地アレジアント・スタジアムでの一戦。松澤は14―21で迎えた後半の第3クオーター(Q)開始のキックオフに登場した。自陣35ヤードからのキックは相手陣10メートルまで飛んだが、直接サイドラインを割るアウトオブバウンズに。カージナルスの自陣40ヤードからの攻撃に移った。

 さらに14ー27で迎えた第4Q早々、38ヤードのFGチャンスに再登場。ボールは右にそれて点差を縮めることはできず。キックオフを含めてほろ苦いデビュー戦となった。試合はこのスコアのまま終わった。次戦は20日(日本時間21日)、テキサンズと対戦する。

 キャンプを経てプレシーズン戦に臨んでいる各チームは、約90人の参加選手を53人のロースター(シーズン登録メンバー)に絞る。スペシャルチームと呼ばれるキックオフやパント、FGなどのユニットでKは1人が通例。ドラフト外で今春契約した松澤は現在、同じく新加入のマット・ゲイに次ぐ2番手とされている。

 レイダースのKでは得点王に2度輝いたダニエル・カールソンがチームを去り、ゲイと松澤が競う形に。27歳の松澤に対し、32歳のゲイは2019―20年のバッカニアーズを皮切りにラムズ、コルツ、コマンダースと渡り歩いてきた。ラムズが22年ぶり制覇を遂げた22年のスーパーボウルで得点を決めている。

 ただ、ESPNのデータによると、ラムズでは93、94%を誇ったFG成功率は下降気味で、2チームでプレーした昨季は73・9%だった。今回のカージナルス戦には前半に出場し、ポイントアフタータッチダウンを決めた。

 過去にLB河口正史、WR木下典明も出場したプレシーズン戦。松澤が目指すロースターは、米東部時間で30日午後6時(日本時間31日午前7時)が登録デッドラインとされている。