日本テレビが総力を注ぐ連続ドラマ「俺たちの箱根駅伝」が10月にスタートする。
 
 原作は大ヒット作「半沢直樹」「下町ロケット」で知られる作家・池井戸潤氏の同名小説。2年連続で箱根駅伝本戦出場を逃して予選会に臨む古豪・明誠学院大の選手と、中継を担うテレビ局クルーとの奮闘が繰り広げられる。
 
 毎年、箱根駅伝を中継する日テレだけに「コケることは許されない」(局内関係者)。キャストは超豪華で、主演のチーフプロデューサー役に大泉洋、センターディレクターは伊藤沙莉、明誠学院大の新監督に山下智久と人気どころが並ぶ。

〝裏方〟でひと際目立つのは、脚本を担当する鈴木すみれさん(22)だ。中央大学に通う現役女子大生。14歳で「第30回フジテレビヤングシナリオ大賞」を受賞し、昨年、女優Koki,主演で公開された映画「女神降臨」の脚本を手掛けた。脚本の面白さに目覚めたのは、なんと小学生のころからだという。芸能マネジャーの話。

「異例の大抜擢ですよ。すでにドラマの撮影は始まっており、脚本に目を通しましたが『うまい』のひと言。大学生が書いたとは思えないほど、心情描写を理解していて驚いた。大泉さん、伊藤さんをはじめ、現場でも『すごい子、出て来たね』と評判になっていましたよ」

 もっかテレビ業界では脚本家が不足している。前出マネジャーによると「大御所と呼ばれる人はギャラが高く、クセも強め。時代によってトレンドもあり、時流をつかんだ売れっ子にオファーが集中する傾向にある。だから各局、新たな才能の発掘に努め、囲い込みに走っている」と語る。

 鈴木さんが結果を出せば、今後引っ張りダコになることは確実。脚本に注目しながら「俺たちの箱根駅伝」を楽しむのも良いかもしれない。