女優の由美かおる(75)が23日、大阪市内で行われた映画「小春日和~Indian Summer~」(5月16日に先行ロードショー=大阪・第七藝術劇場)の取材会に出席した。

 同作は、悩みを抱え孤立した看護助手の小春(水村美咲)が、さまざまな出会いを重ねる中で自身の生き方を模索するヒューマンドラマだ。精神科医で俳優の楠部知子さんが自身のがん体験を通して企画・制作された。由美は小春の祖母・鈴子おばあちゃんを演じる。

 初めておばあちゃん役を演じた由美は「今まで若い役しかやっておりませんので、私も年を重ねてきて高齢者の方の気持ちが分かるようになってきたと思ったところに、このお話が来まして感激です」と話した。

 鈴子おばあちゃんという役について「小春ちゃんのことがとっても心配で、小春ちゃんのために『何があっても頑張って生きていかなアカンよ』という思いが自然に体の中からあふれてきた」。

 主題歌「とまり木」は由美自身が歌っている。「最初は歌と踊りで15歳でデビューしましたが、テレビドラマ『水戸黄門』に選んでもらいドラマ出演が多くなったんです。歌手活動が少なかったので、もっと歌を歌いたかったなと。(レコーディングの際に)気持ちがあふれ出る魅力が出せなかったら歌やめようかなと思ったくらい、この歌にかけています」と意気込んだ。

 映画の出演自体、1978年に上映された「火の鳥」以来、48年ぶりだ。「橋幸夫さんや石原裕次郎さんなど、ものすごい方たちとお仕事をやってきました。新たなる(芸能生活の)60年目のスタートを切りました」と決意を新たにした。