ボクシング3大世界戦とWBA世界バンタム級挑戦者決定戦(15日、横浜BUNTAI)の前日計量が14日、横浜市内で行われ、出場8選手はすべて1回目でパスした。同決定戦(上限体重53・5キロ)に出場する同級1位ノニト・ドネア(43=フィリピン)と同級4位・増田陸(28=帝拳)は、ともに53・4キロ。増田は鹿肉などを回復食にすると明かし、勝って世界挑戦につなげることに闘志を燃やした。
日本刀好きの増田は、前日の会見で侍に傾倒するドネアと2人で刀で斬るパフォーマンスを繰り広げたが、この日はパフォーマンスはなく、計量後ににらみ合って握手を交わしただけだった。
世界5階級を制覇したレジェンドを間近で見た印象を「一回り小さくなっているのは感じました」と話したが、「目の奥にボクシングの情熱の炎が燃えていると感じました。その炎の中に突っ込むのか、火を消すのか。冷静に消火したい」と気持ちを引き締めた。
ドネアが前日、増田の左の強打を警戒する発言をしていたことには「警戒されようがされまいが、あまりやることは変わらない」と意識せず。ドネアも威力抜群の左フックを得意としており、どちらかの〝伝家の宝刀〟が当たればKOになることも予想される。「冷静に慎重にいきたい。タイミングを制すという意味でも、1ラウンドから自分のペースで支配していきたい」と戦いをイメージした。
回復食にはウナギとカキ、そして鹿肉を食べるという。ジビエ(野生動物の肉)で知られる鹿肉は牛肉や豚肉などと比べて脂質が少なく、疲労回復効果のある鉄分なども豊富なヘルシー食材。来日後に脂質と塩分が高いといわれる牛肉の焼き肉を食べて周囲を驚かせたドネアとは対照的だが「栄養素もあって普通のお肉より食べやすい。身になりやすい感覚がある」と効果を実感している。
レジェンド超えを果たせば世界王座に王手がかかる。「この試合をしっかりクリアして、その内容で世界挑戦できることをしっかりアピールして次につなげたい」と文句なしの勝利を目指す。鹿肉パワーは牛肉パワーに勝てるか。












