AKB48グループ3代目総監督を務めた向井地美音(28)が、4月に東京・代々木第一体育館で行う卒業コンサートと、秋葉原の劇場公演をもってグループから旅立つ。人一倍AKB48愛を持って加入したからこそ、深い悩みを抱えたことも。今だから明かす「総監督」という立場への思い、そして卒業後の恋愛とは――。
――2013年に加入後、シングルのセンターや総監督を経験した。13年間のアイドル人生で貫いたものとは
向井地 AKB愛です。加入してから貫いてきたし、特技のない私にはむしろそれしかなかった。「AKBを好きな気持ちは誰にも負けません」と言い続けてきたからこそ、総監督などにもつながったと思います。
――19年4月から24年3月まで3代目総監督を務め、当時総勢600人近くの48グループメンバーをまとめた
向井地 正直に言えば、総監督の時は大好きな気持ちだけではやっていけなかった。自分の中でAKBの存在が大きかったからこそ、あの頃(前田敦子、大島優子らの黄金期)に追いつけないと感じたり、まとめる自信がなくなってしまって…。好きと思えなくなったこともありました。ただ、そんな時に支えてくれたのがメンバー。シングル「根も葉もRumor」(21年)では、みんなでパフォーマンスを作り上げて「今のAKBもいいよね」という空気感に持っていけた。改めてグループを大好きと思えたので、メンバーの存在は本当に大きかったです。
――総監督時代、コロナ禍にも見舞われた
向井地 ファンの方と会うことができなくなり、活動もほとんどできない時期もあって。ただ、私のアイドル人生で一番うれしかった光景は、コロナ禍明け最初のコンサート。まだコールは禁止でしたけど、あのステージからの光景は忘れられません。みんなで頑張ってきたからこそ、ステージに戻ってこられたんだと。思わず泣いてしまったことを覚えています。
――もう1回人生を送れるとしてもAKB48に入りたい?
向井地 入りたいです。でも、次はもっと破天荒なキャラでいきたいですね(笑い)。
――総監督は?
向井地 総監督は…ちょっと遠慮しておきます(苦笑い)。今も私が総監督でよかったのかという思いはあるんです。引っ張れるリーダーならもっとまとめられたのかな、運営の方ともっと意見を戦わせればよかったかな、とか。ただ、総監督として歴史に名前を刻めたことは誇りですし、新しい姿で走り始めている今のAKBにつなげられたのは本当によかった。私もAKBを大好きなまま卒業できることが本当にうれしいです。
――いよいよ4月3日の「向井地美音卒業コンサート~私の夢は、AKB48~」と、同4日、5日のAKB48コンサート(代々木第一体育館)が迫ってきた
向井地 本当に私が卒コンをやらせていただけると思っていなかったので、驚きとうれしさなどいろんな感情があります。アイドル人生の答え合わせができる集大成の場。ファンの方の喜ぶ顔を見たいし、活動してきた13年を大正解にするためにも頑張りたいです。
――卒業後に恋愛は
向井地 28歳ですから心配ですよ! 最近、実家に帰るたびに「孫の顔が見たいな」みたいにおばあちゃんとかに言われるようになって(苦笑い)。私もそんな年齢になったのか、と。ちょっと心配になっちゃいますけど、せっかく卒業してソロになるので、楽しみにしておこうと思います。もちろん幸せな恋愛をしたいです。
☆むかいち・みおん 1998年1月29日生まれ、埼玉県出身。1歳から子役として活躍し、2013年にAKB48の15期生として加入。16年に44thシングル「翼はいらない」で初センター。18年には、48グループメンバーが参加した歴史などの知識を問う「AKB48グループセンター試験」で1位を獲得。19年4月から24年3月まで3代目総監督を務めた。













