フジテレビの4月期大改編が話題だ。

 9日に発表された番組の終了や開始、放送曜日・時間変更の割合を示す改編率は、ゴールデン帯(G帯、午後7~10時)で37・1%、プライム帯(P帯、午後7~11時)で40・6%に上った。P帯で半分近くの番組が終了、または開始などされるドラスチックなテコ入れで、過去10年でも最大規模の改編だという。

 主な新番組は、タレントのカズレーザーとニューヨークがMCを務める生放送バラエティー番組「超調査チューズデイ~気になる答え今夜出します~」(31日スタート、火曜午後7時)、かまいたちがMCを務める「かまいたちの瞬間回答!~60秒でお悩み解決~」(4月スタート、金曜午後9時)など。

 まさに〝勝負の大改編〟となるが、局内からは悲鳴にも似た声が噴出。それもそのはず。フジは元タレント・中居正広氏の一連の問題で広告収入が激減し、今期は番組制作費を以前から4割近くカットする改革を断行するからだ。フジ社員の話。

「一連の問題を受けて広告収入が激減した影響で、あらゆる番組の制作費が以前から3~4割もカットされる見込みです。社内からはこの数字が『P帯の改編率と変わらない』などと嘆く声が出ています」

 番組制作費の削減の象徴が、新たに始まる「超調査チューズデイ」だ。

 フジの発表によると、同番組では毎回設ける一つのテーマをさまざまな角度からリサーチして紹介。例えば学校教育の事情を伝えたり、グルメ芸人が調査ロケを行ったりするという。また、G帯で生放送バラエティー番組は非常に珍しい。

「番組制作費は収録番組より生放送番組のほうが抑えられるとされます。番組がリサーチ系や街角ロケであれば、さらに抑えられる。生放送でかつ、リサーチ系、街角ロケの『超調査チューズデイ』は過去のG帯で前例がないほど低予算番組です」(前出社員)

 フジが狙うのは、番組の〝コスパ〟を重視する「テレ東化」(同)だ。 民放キー5局でテレビ東京は番組制作費が他4局より低い中、限られた予算で企画を練りに練り、「家、ついて行ってイイですか?」などヒット番組を出しており、フジはそれを参考にしていくという。

 もくろみ通り、ヒット番組を生み出せるか。