モンスター超えで世界の頂へ突き進む。WBA・WBC・WBO世界バンタム級1位の中谷潤人(28=M・T)が5月2日に東京ドームで同級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)に挑戦することが6日、発表された。中谷は井上が「僕に判定では勝てません」と断言したことに、「5月2日に分かります」と冷静に反論した。
この日に横浜市内で開かれた会見で、中谷は対面した井上と和やかな表情で握手。だが、闘志は心の中で静かに燃えていた。4階級制覇を目指してバンタム級から転向して2戦目であり、「体もだんだん大きくなってアジャストしてきている」と準備は着々。対策に関しても「活路を見出していくためのパンチだったりというのはチームと共有しているので、そこを体現していく体を作っていくというのは大事。リングでどう出てくるか、どういうアクションをしてくるかは5月2日にしか分からないので、しっかり対応できる自分自身を作っていけたら」と余念はない。
権威ある専門誌「ザ・リング」が定めるパウンド・フォー・パウンド(全階級を通じたランキング=PFP)1位を目標に掲げる中谷は同7位にランクされているが、井上は日本人初の同1位に登り詰め、現在は2位と先行。さらに、国内の年間表彰MVPも今年度まで8年連続受賞の井上に阻まれて1度も手にしていない。中谷にとってはまさに超えなければならない相手であり、「井上選手は最強と呼ばれているので、最強の名称をいただきたい。井上尚弥という男に勝利して、必ず世界チャンピオンになりたい」と誓った。
一方の井上は会見で「通過点」「格の違いを見せて」などと自信に満ちた発言を連発し、中谷が師事する名伯楽ルディ・エルナンデス氏が海外メディアで「判定なら勝てる」と発言したことに「僕に判定では勝てません」と反論した。これについて問われた中谷は「5月2日に分かります」とニヤリ。「不安要素はいっぱいあります」と話しながらも、「井上選手に勝利するためにやることはありますし、後は自分自身どれだけ体現できるか。本当に5月2日は歴史的な戦いになると思う」と腕をさすった。
ビッグバンが史上最大の爆発を見せるか。












