お笑いコンビ「笑い飯」の哲夫が5日、大阪市立美術館で行われた「興祖微妙大師六百五十年遠諱記念特別展『妙心寺禅の継承』」(4月5日まで)の特別ギャラリーツアーに参加し、漫才の「中興の祖」について語った。

 同展は、京都の臨済宗妙心寺派大本山妙心寺に伝わる禅宗美術、桃山絵画など寺宝を展示。この日は、芸能界屈指の仏教・お寺好きとして有名な哲夫が一般客と共に、学芸員の解説に耳を傾けていた。

 その中でも1577年に京都に建立された南蛮寺の「銅鐘IHS紋入」に言及。

「安土桃山時代は、キリスト教が日本に入ってきた時代。イエズス会のお寺があったというのも衝撃でした。日本のお寺の鐘で英語が入っているのは初めて見ました。キリスト教を締め出す時代に、妙心寺は文化財の駆け込み寺的な役割をしていた。僕も追われる身になったら、妙心寺さんに駆け込もうかな」と冗談も交え解説した。

 漫才の中興の祖(衰えていたものを、ふたたび繁栄させたリーダー)について問われると「M―1グランプリが中興の祖。漫才はそれまで、おじさんがするものという印象があったんですよ。僕は芸を始めた頃から漫才が好きだったんですが、若い時はコントが多かったんです。M―1ができて、漫才がおじさんのものじゃなくて、年齢問わずにやるものだし、楽しめるものに変わった。それはM―1のおかげかな」と持論を語った。