【move「Gamble Rumble」】
2001年に公開された映画「頭文字D Third Stage」のオープニングテーマ曲「Gamble Rumble」はmoveの10枚目のシングルで、トップ10ヒットにもなった代表曲だ。
サウンドはいわずもがなの“ユーロビート”。t―kimuraの作り出す高速ビートのシンセサウンドに、yuriのボーカルとmotsuのラップ&ボーカルが乗る。一時代を築いたmoveの魅力が詰め込まれた楽曲である。
ところでユーロビートというジャンルに、みなさんどんなイメージを抱いているだろうか? 1980年代後半に世界的に流行したが、比較的早くブームが去り、日本では90年代にもダンスフロアで人気を呼んだが、あまりに時代を象徴するサウンドだったためか現在では“懐メロ”的に捉えられているかもしれない。
しかし、今でもユーロビートに胸を熱くするリスナーは意外と多いのではないかと思う。moveは13年に解散したが、その後も各メンバーは活躍している。特にmotsu。様々なユニットに参加し、フィーチャリングアーティストとしてラップを聴かせてくれることも多い。アニサマなどのステージにmotsuが登場すると、空気が一変して会場はヒートアップ。もうアラ還のはずだが、エネルギッシュなラップ&ボーカルや鍛え抜かれた肉体美は全く衰えるところを知らず、ステージではすさまじい安定感のパフォーマンスを見せてくれる。
90年代のユーロビート人気をけん引した「頭文字D」、そして音楽共々その魅力を現在のアニメとして復活させた「MFゴースト」。ユーロビートは懐メロではなく、いつの時代も常にニーズのあるサウンドなのだ。












