フィギュアスケート女子で2026年ミラノ・コルティナ五輪代表の中井亜美(17=TOKIOインカラミ)は、幼少期から〝頭の整理〟に取り組んできた。

 10年バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央に憧れ、5歳からスケートをスタート。当初からスケーターズノートに学んだことを記している。

 きっかけは母だった。

「最初レッスンが終わって帰ってきた時にお母さんに『なんて言われたの?』って聞かれた時に『分かんない』って言ったらしい。それを聞いてショックを受けて『覚えてきて』と言われた」と回想。字が書けなかった小さいころは母にレッスン内容を伝え、母がノートにまとめていたという。

 当時のノートには「しょうらいのゆめ オリンピックにでること!」「さいごまであきらめない(ゆめ)オリンピックにでたい」と大きな字で書かれている。10年以上抱き続けた思いは、シニア転向1年目の今季に早くも実現。14日に千葉・三井不動産アイスパーク船橋で行われた公開練習では「緊張感もあるけどワクワクの方が今は大きい」と目を輝かせた。

幼少期の中井亜美がノートに書いた「夢」(本人提供)
幼少期の中井亜美がノートに書いた「夢」(本人提供)

 今後は1月下旬の四大陸選手権(中国・北京)を経て、初の夢舞台に挑む。最近は真央の言葉が載っていた本を読んで、モチベーションがより高まった。「真央ちゃんが『四大陸で勢いをつけて五輪に行く』と言っていたので、自分も勢いをつけて五輪に行きたい」。

 10年の真央は四大陸選手権を制し、五輪でも表彰台に立っている。「メダルを取りたい」と意気込む17歳は、尊敬するスケーターと同じ道を歩んでいく。