歌舞伎役者の片岡愛之助と市川中車(香川照之)が7日、大阪松竹座で行われた大阪国際文化芸術プロジェクト「壽 初春歌舞伎特別公演」(25日まで)の初日公演に出演した。
大阪文化芸術事業実行委員会は大阪・関西万博を契機として2023年度から地域の文化資源の魅力向上や多彩で豊かな大阪の文化芸術の魅力を発信。同公演は、国内外からの多くの来阪者に大阪の文化、芸術を楽しんでもらうことを目的としている。
今回は昼の部で「菅原伝授手習鑑 車引」「祇園祭礼信仰記 金閣寺」「らくだ」を、夜の部で「女鳴神 龍王ケ峰岩屋の場」「仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」「京鹿子娘道成寺 鐘供養より押戻しまで」を上演する。
「車引」では中村種之助(舎人 松王丸)、中村歌之助(舎人 梅王丸)、上村吉太郎(舎人 桜丸)や市川猿弥(藤原時平公)の歌舞伎の化粧、隈取(ヒーローが赤、悪役は青)など、歌舞伎らしさを感じることができる。
「金閣寺」では、中村雁治郎(松永大膳久秀)らのダイナミックな大立ち回りが圧巻だ。特に中村壱太朗(将監息女 雪姫)の繊細な女形の演技は必見で、今年5月に閉館予定の同館の花道や舞台装置をフル活用した演出など見どころになっている。
上方落語を題材にした「らくだ」では、フグを食べて亡くなった〝らくだの宇之助〟を中村亀鶴が演じ、愛之助がやくざ者の〝やたけたの熊五郎〟となり、気の弱い〝紙屑屋久六〟役を中車がコミカルに演じ、観客を笑わせた。












