トランプ大統領が6日、自らの命令で米軍によって拘束されたベネズエラのマドゥロ大統領を「私のダンスを真似しようとした」と嘲笑した。米紙ニューヨーク・ポストが6日、報じた。
トランプ氏は、トランプ=ケネディ・センターで開かれた下院共和党議員の年次集会で「彼は演壇に上がって、私のダンスをちょっとマネしようとするんだが、あいつは暴力的な男だ。彼は何百万人も殺してきた。拷問もしている。カラカスのど真ん中に拷問室があり、今それを閉鎖しているところだ」と語った。
マドゥロ氏の躁的とも言えるダンスとは対照的に、トランプ氏のスタイルはヴィレッジ・ピープルの「YMCA」のビートに合わせて、ゆっくりと拳を突き出す抑制的な動きが特徴だ。
現在、麻薬密輸や武器関連の罪に問われているマドゥロ氏は、トランプ氏が大規模な艦隊をベネズエラ近海に送るなど、脅しを強めていた昨年末、英語で「クレイジーな戦争はいらない」と歌う曲に合わせて公然と踊っていた。また、拡散された動画の一つでは、マドゥロ氏は自身の演説「戦争反対、平和を」のエレクトロニック・リミックスに合わせて踊っている。
米紙ニューヨーク・タイムズは4日、トランプ政権の当局者らが、マドゥロ氏のダンス動画などを、トランプ政権の脅しをはったりだと嘲笑したサインだと受け取っていたと報じた。トランプ氏の怒りに火を付け、2日にトランプ氏が「オペレーション・アブソリュート・リゾルブ(絶対的決意作戦)」にゴーサインを出し、3日未明のマドゥロ氏の拘束に至ったとされる。
この日、トランプ氏は「非常に複雑だった。航空機は152機…地上部隊も多数投入したが、驚くべき作戦だった。そして考えてみてほしい、こちら側では誰も殺されなかった。一方で向こう側では多くの人が殺された。残念だがそう言わざるを得ない。兵士やキューバ人、主にキューバ人だが、多くが死亡した。そしてわれわれの部隊は、ヘリコプターから飛び降りていた」と振り返った。
トランプ氏は、議員らへの85分間の演説を終えた後、壇上で自身の決めポーズを披露した。そして、ファーストレディのメラニア夫人が、自身のダンスを好ましく思っていないことも明かした。
トランプ氏は「彼女は私が踊るのを嫌がる。私は『みんなが踊ってほしいと言うんだ、君』と言った。すると彼女は『大統領らしくないわ。FDR(フランクリン・ルーズベルト大統領)が踊るところを想像できる?』とも言った。でも私はこう言う。『彼らはダンスが本当に好きなんだ』。すると彼女は『好きなんかじゃない、あなたに気を使っているだけ』と言う。私は『それは違う。会場は大盛り上がりで、〝踊って!〟って叫んでいる』と言ったんだ」と話している。












