日本対世界がテーマのボクシング興行「ザ・リングV(ファイブ)ナイト・オブ・サムライ」が27日、サウジアラビア・リヤドで開催され、WBA世界フェザー級13位・堤麗斗(23=志成)がレオバルド・キンタナ(23=メキシコ)との8回戦で4ラウンド(R)1分14秒TKO勝ちし、アマチュア9冠からプロ入り後、デビュー4連勝とした。

 初回に左ストレートで相手をのけぞらせた堤は、その後も頭を下げて接近戦を仕掛ける相手に左ボディーを突き刺すなど冷静に応戦。そして、迎えた4R、パンチが相手の顔面を何度もとらえると、最後は右フック2連発でダウンを奪い、レフェリーが試合をストップした。

 リング上でのインタビューで堤は「プロではこういうタイプは初めて。オーソドックスの選手と思っていたんですけど、サウスポーで、想定とは違うやり方で来たので、いい経験になった。スパーリングなどでいろんなタイプとやって、そういう経験が生きたと思う」と満足顔。

 10戦目で世界を狙えるのでは?と質問されると「今日も自分の思っていた内容とはかけ離れていたので、もっと強くならないといけない。まず、来年は自分のレベルを一歩一歩上がっていって、そうしていけばランキングも上がって、世界への道が近づいていくと思う」と返答した。

 この興行では兄のWBA世界スーパーフェザー級3位・駿斗(26=志成)が同級暫定王者ジェームス・ディケンズ(34=英国)に挑戦する予定だったが、右眼窩底骨折したため欠場。兄の無念を背負って勝利した弟は「来年は兄弟でもっと上を目指していくので、兄弟で応援のほど、よろしくお願いします」とファンに呼びかけた。