今年7月、突然の訃報に衝撃が走った。女優の遠野なぎこさんが自宅で変わり果てた姿で発見されたのだ。享年45。

 6月末のSNS投稿を最後に音信不通となり、7月3日に遺体が発見された。当初は様ざまな臆測も流れたが、遠野さんの親族が公式ブログを更新し「このたび、遠野なぎこ(享年45歳)が永眠いたしましたことをご報告申し上げます」と説明。その上で「故人の名誉のため、死因についてもご説明申し上げます。現在、警察の見解によりますと、事故によるものであり、自死ではございません」と強調した。

 その言葉を裏付けるように、遠野さんは最後まで懸命に生きた。1999年のNHK連続テレビ小説「すずらん」でヒロインを演じ、その後もドラマや映画で活躍。後年は活動の舞台をバラエティー番組に移し、テレビ朝日系「ロンドンハーツ」やTOKYO MX「バラいろダンディ」などで過激トークを繰り広げた。

 ただ、本人は〝毒舌キャラ〟には抵抗があったようだ。亡くなる2か月ほど前に対面した人物によると「毒舌キャラというより、正直者で表裏がない印象。芸能界のウラ話をオブラートなしで話してしまうことから、あとあとトーク内容に修正がかかることもあった」という。

 朝ドラに出演していた時は、年上の恋人がいたそうで、放送中にそれがバレるとマズイということで「NHKが隠蔽工作してくれた」とあけすけに語ることもあった。

 ここ数年は体調不良に苦しみ、体重は激減。立っているのもしんどい様子だったが、仕事への意欲は衰えていなかった。

「心残りがあるとすれば、料理でしょう。配膳系の仕事を探していたこともある。いまも故人のブログやインスタには料理の写真が掲載されている。彼女のこだわりで、冷蔵庫にあるモノで簡単に作れるレシピを紹介していた。『いつか本を出すのが夢なんです』とキラキラした目で話していた」(同)

 志半ばで天国に旅立った遠野さん。あまりにも早すぎる――。