タレントの遠野なぎこ(本名・青木秋美)さんが亡くなったことが17日、明らかになった。45歳だった。母親をはじめ家族と疎遠であることを公表していたが、3歳下の弟は「特別な存在」だった。

 遠野さんのブログが17日、更新され、「遠野なぎこ 親族一同」名義で訃報が発表された。

「このたび、遠野なぎこ(享年45歳)が永眠いたしましたことをご報告申し上げます」と切り出し、「故人の名誉のため、死因についてもご説明申し上げます。現在、警察の見解によりますと、事故によるものであり、自死ではございません」と明かした。

 3日に都内にある遠野さんの自宅マンションで女性の遺体が発見されたことが翌4日、明るみに出た。警視庁が身元を調べ、衝撃的な一報から13日たった17日、遺体は遠野さんだったことが明らかになった。

 小学生だった1991年にデビュー。NHK連続テレビ小説「すずらん」(99年)でヒロインを演じるなど子役として活躍し、近年はバラエティー番組やワイドショー番組で毒舌キャラとして親しまれていた。

 幼少期から母親に虐待され、家族と疎遠だったと公表していた。自身が小学生の時、父親は母親と離婚し、関係を絶っていた。4人きょうだいの長女で弟は3歳下、妹は5歳下と12歳下。弟は「特別な存在」だった。

 2023年12月4日にブログで弟について投稿している。家族とは「20代の時に全員と縁を切って」と切り出したが、弟とは「昨日の夜、連絡を取り合って」と明かす。弟は「特別な存在」といい、「彼も『俺ら、双子みたいなもんじゃん』と言います。正直、可愛くてたまりません。そして、頼もしい人です」「沢山の話をします。真面目な話もします。叱られる事も多々あります」「ふざけ合う事も、多々あります。下ネタでアホみたいに笑い合う事も多々あります。(姉弟の会話の域を完全に超えています)」などと告白。「世界一、いい男です」と思いがあふれていた。

 交流のあった知人の話。

「遠野さんは自身が子供の時からきょうだいの〝母親代わり〟で、料理を作るなどして面倒を見てきました。なかでも弟とは年齢が近く、波長も合ったそう。遠野さんは20年ほど前に一度、父親に会ったことがあります。それを機に弟のことを思って弟と父親の面会に尽力し、実際に3人で会ったことがありました。訃報の発表は『親族名義』で弟がどこまで関与したかは不明ですが、『特別な存在』だったことは最期まで変わらなかったと思います」

 子供のころから波瀾万丈の人生を歩み、子役、女優としてブレークし、近年はタレントとして活動。全力で駆け抜けた45年だった。