映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019年)の撮影中、クエンティン・タランティーノ監督(63)が主役のブラッド・ピットに対して怒り心頭で、「君はこの業界でもう終わりだ」と警告し、現場が凍りついたある出来事を当時の共演者が明かした。英誌「OK!」が21日伝えた。

 同作に端役で出演した米俳優ブルース・ダーン(89)は今週、開催中の「第79回カンヌ国際映画祭」での記者会見で、その時のエピソードについてこう語った。

「ブラッド・ピットに起こされるシーンで、私はベッドに寝ていて、起き上がると少しぼんやりしている様子の演技をし、(アドリブで)『何が起きているのかよくわからない』とつぶやき、ピットの顔を眺めていた。するとピットがカメラを止めたんだ。カメラをね」

 その直後、タランティーノ監督は真剣な表情で、「ブラッド、いま何をした?!」と怒りをあらわにし、「二度とカメラを止めるな。さもないと君はこの業界でもう終わりだ! これはオレの権限だからな」と強くくぎを刺した。

 ピットは、「あのセリフは台本にはなかったから」とだけ監督に説明。その後、同シーンの撮影は再会したという。

 そんなハプニングがあったものの、同作でピットは自身初となる米アカデミー賞助演男優賞を受賞。オスカー像を受け取る際、ピットは、「これはまさにクエンティン・タランティーノ監督のおかげ」と感謝の言葉を述べ、「あなたは独創的で、唯一無二の存在」と称えた。