【ニュースシネマパラダイス】どうも! 有村昆です。4日に自民党総裁選の投開票が行われ、高市早苗氏が新総裁に就任しましたね。小泉進次郎氏優勢の声もありましたが、それを大逆転して総裁の座を手にしました。すると公明党が連立を離脱。今度は日本維新の会と連立を組むことになり、ますます今後が注目されます。
さて、そんなニュースに関連し、今週は元ヤクザの男の人生をかけた大逆転を描くアニメーション映画「ホウセンカ」を紹介します。
今月10日に公開されたばかりの同作は、一人の男の人生と愛の物語。しがないヤクザとして生きた無期懲役囚の主人公は、その死を前に塀の中で人の言葉を話すホウセンカに声をかけられる。そのホウセンカとの会話の中で主人公は、その人生を振り返り始める――というお話です。
今作は沈黙が一つのポイントだと思いました。物語はホウセンカとの対話から始まっていき、ペラペラ話すのはホウセンカだけ。主人公は沈黙してるんですよ。沈黙ってネガティブに語られがちなんですけど、今作においては言葉にならない感情や抑圧された記憶、後悔、痛み…そうしたものが静寂になって言葉を発していないのに発しているように感じました。アニメとしてはかなり渋い展開です。また、ホウセンカという異物が話すということ自体も実に映画的。ただ、そのラストを見ると、ホウセンカが話しかける意味が分かってくるという不思議な物語になっています。
本作は「人生の逆転のドラマ」がテーマ。端的に言うと、この男は自分の限界を超えて塀の中で人生の逆転劇を起こすことができるか、という作品なんです。人生は単純な勝った負けたではないと。その勝負の先、何十年も先に得た小さなものがその人の人生を救うこともあるんだという大きなメッセージを感じましたね。私も今作を見て、幸せはなかなか気付かないものなんだなということに気付かされました。
高市氏は今回で3度目の挑戦で総裁の座をつかみました。諦めずに挑戦を続けたからこその逆転劇と言えますね。私たちはこの人生のどこからでも大逆転を目指せるんだと身にしみます。非常に秀逸な一作です。ぜひ劇場で見ていただきたいです。












