自民党総裁選(10月4日投開票)が22日告示。茂木敏充前幹事長、小林鷹之元経済安保相、林芳正官房長官、高市早苗前経済安保相、小泉進次郎農水相の5人がポスト石破を争う。元国務大臣の自民党・鈴木宗男参院議員、ジャーナリストの小川匡則氏、「選挙ドットコムちゃんねる」MCを務める芸人「ゆかいな議事録」の山本期日前、そして国際政治学者の三浦瑠麗氏が総裁選の行方を占った。

【ジャーナリスト・小川匡則氏:◎林 〇小泉 ▲高市 △茂木】昨年の敗者復活戦となる今回の総裁選は、大本命の小泉氏を軸とした戦いとなる。ただし、小泉氏はとがった主張を捨てて失点を少なくする作戦を取っており、政策的な魅力は皆無。昨年から国内外の情勢はさらに困難が増しており、改革の旗を降ろした小泉氏が期待を集められるのか甚だ疑問だ。

 総理就任の現実味がより高くなっているからこそ今まで以上に厳しい見方をされるが、討論の力は弱いままだ。テレビ番組等での候補者討論には相変わらず不安が残り、選挙戦の途中で大失速する可能性もはらむ。議員票はトップだろうが、党員票は伸び悩み、その分を安定感抜群の林が拾っていく展開になると予想。小泉人気が広がらなければ、前回の石破票も林氏に集まる。

 一方、高市氏は保守系の票を束ねるものの、議員票での広がりに欠ける。党員票は前回トップだったもののその得票率は約3割に過ぎず、そこから大幅に伸ばせなければ2位内に入ることすら厳しくなる。こうした要素から林氏が2位に食い込み、決選投票で勝つという道筋を予想。

 茂木氏はそれなりの票を獲得して存在感を示す可能性も。小林氏は前回よりも伸びなければ、総裁候補からも退く危機となる。