1970年代から80年代にかけて全盛期を誇ったイングランド出身のロックバンド、スーパートランプの創設者、リック・デイヴィスさんが、がんのため5日にロングアイランドの自宅で亡くなった。81歳だった。バンドが公式インスタグラムなどで明らかにした。

 リックさんは69年にバンドを結成して、70年に「スーパートランプ・ファースト」でデビュー。当初はプログレッシブロック的な要素が強かったが、ポップ色を強めて79年にリリースした「ブレックファスト・イン・アメリカ」は、第1位を獲得。ユニークなジャケットも話題を呼び、米国で400万枚、全世界で1800万枚を売り上げる大ヒットアルバムとなった。

 同作からはシングルカットされた「ザ・ロジカル・ソング」(全米6位)や「テイク・ザ・ロング・ウェイ・ホーム」(全米10位)などもヒットを記録した。


 バンドはその後も活躍したが98年に解散。リックさんは結成からからボーカルとしてフロントマンを務めた。

 バンドは公式声明文で「リックは9月5日、ロングアイランドの自宅で亡くなりました。私たちは50年以上にわたり彼と知り合い、共に演奏するという光栄に恵まれました。(夫人の)スー・デイヴィスに心からお悔やみ申し上げます」と追悼の意を述べている。またリックさんが、10年以上にわたり多発性骨髄腫と闘っていたことも明らかにしている。

 スーパートランプは活動期間中にグラミー賞に4回ノミネートされ、80年には「ブレックファスト・イン・アメリカ」で年間最優秀アルバム賞を獲得している。