【ニュースシネマパラダイス】どうも! 有村昆です。夏休みが終わり、多くの小中学校で2学期が始まりましたね。この時期になると、憂鬱になり不登校となってしまう子も少なくありません。最近は、各自治体でさまざまな取り組みが行われているので1人で抱え込まず、まずは誰かに相談してみてはどうでしょうか。
さて、今週は悩みを抱える少年少女の背中を押してきた人気シリーズの最新作「ベスト・キッド:レジェンズ」を紹介します。
今作は1984年の第1作が大ヒットした「ベスト・キッド」シリーズの集大成とも言える一作です。米ニューヨークに引っ越してきた中国人の高校生リーが空手とカンフーの達人から武道を学び、因縁の相手を倒すべく格闘大会に挑むというストーリー。
今回のポイントは、空手とカンフーの2人の達人の共演です。84年の第1作は、不良グループにいじめられているラルフ・マッチオ演じる高校生が空手の達人のもとで修行し彼らを見返すというもの。今作には、そのラルフ・マッチオが空手の達人としてカムバックするんですよ。さらに、2010年にカンフーバージョンとして制作されたリメーク版で主人公を導く達人を演じたジャッキー・チェンも本作に登場。過去作を彩ったスターが本作で共演するというファンにとっては最高に“胸アツ”な作品となっています。
「映画はその国の経済を映す鏡」という考えがあります。1作目が公開した84年というのは、日本の経済がとにかく勢いがあった。そこでジャパンマネーってすごいよねというところで日本にフィーチャー。日本的精神を紹介するような内容にもなりました。中国を舞台にした10年のリメーク版はチャイナマネーですよね。映画界でも中国映画がかなり出てきました。そして日本と中国を融合させた今作は、多民族国家アメリカの多様性という裏テーマを持っていると思います。
移民1世や2世が抱える苦悩にも焦点を当て、どうやったら我々はアメリカという多民族国家で生きていけるのか、我々のアイデンティティーは何なのかを問いかける作品だとも感じました。ただの子供向けカンフー映画ではなく、大人も楽しめる作品です。
学校や職場、私生活のあらゆる場所で苦悩を感じている人の背中を押し続けてきた人気シリーズだと思います。ぜひご覧ください。












