日本のダンスボーカルグループ「ONE N’ ONLY(ワンエンオンリー)」の元メンバー上村(かみむら)謙信被告(26)が13日、香港の裁判所から女性通訳の太ももを何度も触ったと認定され、わいせつ侵犯罪で罰金1万5000香港ドル(約28万円)の有罪判決を言い渡された。裁判官から「明らかに女性を尊重しておらず、非難されるべきだ」と指摘された。
上村被告は3月、香港を訪れた。他の俳優とともにダブル主演した読売テレビ連続ドラマ「未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中~」(昨年11月~今年1月)のファンミーティングのためだった。その直後にあった打ち上げで、初対面だった女性通訳の太ももを何度も触った。
判決を伝えた香港メディア「香港01」によれば、裁判所は上村被告が女性通訳に好意を抱き、太ももを触ったり、スマホ画面上で「一緒に(会場)外のトイレに行かない?」とたずねたり、彼氏の有無や結婚の予定などを聞いたりしたと認定。上村被告はファンミのゲストとして招かれ、女性は外部の通訳に過ぎず、その立場に格差があることにも言及した。
女性通訳については太ももを触られた際、足を引っ込めるなどして抵抗しつつ、騒ぎにならないように努めて振る舞い、会場を出て主催者に報告したと指摘した。
その上で事件の罪状や社会的な制裁を受けたことを考慮し、懲役刑ではなく罰金刑を選択した。
上村被告は判決の瞬間、動揺したそぶりを見せ、隣にいた男性通訳に支えてもらった。
一連の公判で、上村被告側は事実関係はほとんど争わず、わいせつな意図はなかったと主張。上村被告の弁護人は被告は酒を飲んでいて、感情の高ぶりや女性通訳への好意があったと釈明した。打ち上げ会場が狭く、上村被告の手が女性通訳のヒザに触れる可能性も否定できないと強弁した。
上村被告の弁護人は女性通訳に対し、太ももを触られた際に「触らないで」などと声を上げなかったことを疑問視した。
女性通訳は初対面の男性に太ももを触られたことは初めてで驚き、対処が思いつかず、口頭で拒否する勇気がなかったと反論。足は引いており、触られたくないことは上村被告も理解していたと主張した。法廷で上村被告と顔を合わせることを避ける配慮で、別室で陳述した。
芸歴10年で将来を期待されたタレントの再起は厳しくなった。












