F1レッドブルが、角田裕毅(25)の後任として来季の第2ドライバーにウィリアムズのアレクサンダー・アルボン(29)を獲得する可能性が急浮上してきた。

 来季のレッドブルではエースのマックス・フェルスタッペンの残留が確定。一方、角田は低迷しており退団が既定路線となっている。

 来季のレッドブルの第2ドライバーが注目される中で、英モータースポーツ専門メディア「F1オーバーステア」がアルボン移籍の可能性を報じた。

「角田の契約が今シーズン末で終了することから、チームが次に何をするのかについて多くの臆測が飛び交っている」と指摘した上で、著名評論家のイェルーン・ブリーケモレン氏がアルボン電撃移籍の選択肢について語ったことを伝えた。

 ブリーケモレン氏はアルボンについて「彼はとても調子が良く、素晴らしい瞬間をいくつか見せてくれた」とした上で、「彼は本当にうまくやっていると思う。本当はマックスの隣に座るべきなのかもしれない」とアルボンこそが強豪レッドブルのドライバーとしてふさわしいと断言した。

 さらに同メディアは「レッドブルのオーナーは、ウィリアムズからアレックス・アルボンをチームに復帰させたいと考えている」と指摘。こう続ける。

「アルボンは今シーズン、F1の中団で最強のドライバーの一人であることを証明した。このタイ人ドライバーは今シーズン、与えられたほぼすべてのチャンスを最大限に活用しており、機械的な問題による3回連続のリタイアがなければ、この時点でドライバーズチャンピオンシップでキミ・アントネッリを上回っていたかもしれない」とアルボンの上昇ぶりを強調する。

 現在レッドブルの共同オーナーを務めるチャルーム・ユーウィッタヤー氏はタイ出身で、同郷のアルボンを招へいしようと画策している模様。「レッドブルのタイ人オーナーはアルボンとの再契約を望んでいる」と同メディアは水面下の動きを伝えた。一方で「だが、それが実現可能な選択肢かどうかはまだ分からない」とアルボンはウィリアムズと複数年契約を結んでいることもあり、獲得可能か微妙な状況にあるようだ。

「ウィリアムズは昨年アルボンと長期契約を結んだため、ジェームズ・ボウルズ代表はメーカーの復興において最も重要な人物の一人を失いたくないと必死だろう」と今後ウィリアムズは引き留めにかかると指摘。「しかし、レッドブルから声がかかれば、アルボンはその機会を断るのは難しいかもしれない」と古巣である強豪レッドブルからラブコールが強まれば、最終的には移籍を決断するとの見通しを示した。

 アルボンの電撃復帰が決まれば、わずかに残る角田残留の可能性も消滅する。レッドブルの動きが風雲急を告げている。