F1レッドブルが〝空中分解〟危機だ。

 角田裕毅(25)の低迷などが響き今季は大苦戦を強いられているレッドブルだが、ここに来てチーム内も一体感を欠いているようだ。

 英モータースポーツ専門メディア「F1オーバーステア」は「レッドブルはセルジオ・ペレスの不在を惜しみ、角田裕毅は苦戦」と指摘。イタリアの著名ジャーナリスト、レオ・トゥリーニ氏が英スポーツ専門放送局「スカイ」で、レッドブル内の最新状況を語った様子を伝えた。

「トゥリーニ氏はチーム内の『一部の人間』が、昨シーズン末にクリスチャン・ホーナー氏らによって解雇されたセルジオ・ペレスを『懐かしがっている』と主張している。ペレスは2026年までの契約延長にサインしていたが、劇的な好不調により契約は打ち切られた」。昨季終了後にペレスの電撃解雇後は、後を継いだリアム・ローソン、角田ともに極度の不振にあえいでいる。角田らよりも、ペレスのほうがよかったとする声がチーム内から上がっているわけだ。

 また同メディアは「レッドブルチームのメンバーの中には、20年間チームを率いたホーナー氏が7月に解任された後、チーム内の新しいリーダーシップに適応するのが難しいと感じている者もいた」と指摘。名指揮官として鳴らしたホーナー前代表が更迭されて、姉妹チーム・レーシングブルズからローラン・メキース代表が昇格したが、メキース新体制を支持していないスタッフもいるというのだから不穏なムードが漂う。

 ヘルムート・マルコ博士やピエール・ワシェ・テクニカルディレクター(TD)などへの風当たりも強まる中で、これまでレッドブルで幾度となく繰り返されてきた権力闘争が再び起きるのか。空中分解とならないか不安が募る。